１月２７日，中学部の総合的な学習の時間で「紙すき」に取り組みました。普段から何気なく使っている紙。新聞紙一週間分をリサイクルすると10ｃｍ×10ｃｍ×1ｍの木を使わなくて済むそうです。地球環境を守るためにもリサイクルは本当に大切だと感じます。今回の紙すきでは，盲学校ならではの点字紙をリサイクルしました。シュレッダーにかけたり，ミキサーでドロドロにしたり，紙をすく工程もたくさんありましたが，手順書を読んだり，友達と相談したりしながら，はがきサイズとＡ４サイズの紙を成形することができました。最後は，マーブル模様にするなどアイデアも出てきて，すっかり紙すきにハマり，楽しむことができました。

　後日，仕上げを行いました。乾かしておいた紙を触ると，ガタガタ，ざらざらしていますが，アイロン掛けとプレスをすることで，表面を滑らかで真っ直ぐになります。プレスの工程が終わった紙をのぞき込んだ生徒たちからは，「つるつるしている！」「すごい！」「きれい！」などの歓声が上がっていました。出来上がった紙は，卒業する先輩への応援メッセージや，一年間のありがとうの気持ち，自分の好きな言葉などを書いて，お互いに送り合うことになりました。それぞれの心がこもった，味のあるメッセージカードとなりました。

写真１　紙すき作業の様子（その１）	写真２　紙すき作業の様子（その２）
写真３　できあがった紙