中学部では，３学期始まって間もなく１月１７日から１月２３日まで，後期校内実習が行われました。

中学部では「働く力」を身に付ける学習として，家庭班，紙工班，窯業班，園芸班の４つの班に分かれ，年間を通して作業学習に取り組んでいます。その「働く力」を更に高めていく取組が校内実習であり，長時間作業し続ける体験を積み重ねることができる貴重な期間となっています。

さらに，６月に行われた前期校内実習から一歩進み，１月２４日に行われた販売会に向けたラッピングや値札つけ，接客練習などの作業もあり，接客態度を身に付けたり，生産から流通までの仕組みを学んだりすることができます。

今年度から，校内実習中はT・Tカンパニー（たけとく会社）の社員であることを伝え，「働く」ことへの意欲を高められるようにしました。生徒たちはそれぞれの班で具体的に取り組むことや売上げ金額などの目標を設定し，それに向かって集中して取り組む姿が見られました。

毎日の「一番がんばっていた人」の紹介・表彰や，販売会の際の「接客マイスター制度」も生徒たちの意欲をさらに高めることにつながっていたようです。

たくさんの丁寧に作られた製品が並んだ販売会では，どの班も大盛況で，自分たちが心を込めて作った製品が売れていくことを嬉しそうにする姿が多く見られました。販売会にお越しくださった皆様，ありがとうございました。

今後もさらなる「働く力」の向上を目指して，作業学習や実習，日々の生活で取り組んでいきたいと思います。