平成24年3月更新

個別の教育支援計画


1 個別の教育支援計画とは
 「個別の教育支援計画」とは,障害のある幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し,乳幼児期から学校卒業後までの長期的な視点に立って,一貫して的確な支援を行うこを目的として作成するものです。幼児児童生徒の地域生活全体を考えたときに,教育のみならず,福祉,医療,保健,労働などの様々な側面からの取組を含め,関係機関の密接な連携協力を確保することが重要です。

2 個別の教育支援計画の内容
○ 幼児児童生徒のニーズ(現在・将来についての希望・願い)
  障害による生活上の制約や困難を改善・克服するために,教育,福祉,医療,保健,労働など様々な分野から見た必要な事柄
○ 支援の目標
  幼児児童生徒の実態とニーズを踏まえた上で適切な支援を実施するための目標
○ 支援内容
  支援目標を達成するために,関係諸機関による具体的な支援内容
○ 支援を行う人や機関
  具体的支援内容に対応する実施者や実施機関
○ 支援の評価・引き継ぎ事項など
  実施した支援の評価や引き継ぎ事項



移行支援シート(鹿児島県教育委員会)


 鹿児島県教育委員会が,乳幼児期から学校卒業後までの一貫した支援が行えるようにするために,各ライフステージをつなぐ「移行支援シート」を作成しました。


  「移行支援シート」へ(リンク)


個別の指導計画


 個別の指導計画とは,学校の教育課程や指導計画を児童生徒一人一人の教育的ニーズに対応して,個々に応じた指導目標や指導内容・方法を記述したものです。
 作成に当たっては,学校が主体となり,学年や学期ごと又は単元ごとに作成します。児童生徒の認知特性等を考慮し,特定の教科の指導法の工夫や配慮事項,教材・教具の準備などの計画を作成します。保護者から情報を収集するとともに,保護者への説明や,共に評価するといった連携が必要です。

 個別の指導計画を作成することは,次のような意義があります。
 (1) 個別の指導計画作成によって,児童生徒一人一人の指導目標が明確になる。このことによって,より個を生かした適切な指導が期待できる。
 (2) 作成段階で一人一人のきめ細かな実態把握がなされる。このことによって,部分的でなく全体的な実態が的確に把握できる。
 (3) 作成の過程では,保護者や本人の学校教育に対する願いや期待の把握も求められる。こうした過程を通じて,保護者の学校教育への理解がより深まり,さらに緊密な協力体制が期待できる。
 (4) 本人や保護者をはじめ,教育,医療,福祉,就労先などの関係者の多様なニーズを考慮した個別の指導計画が作成される。このことによって,多様なニーズにこたえる指導が展開できる。
 (5) 児童生徒に関わる複数の教職員の共通理解の下に指導が展開されることから,より児童生徒の実態を考慮した組織的な指導が展開できる。
 (6) 一人一人の指導の成果が蓄積され,指導の評価に基づいた継続性・発展性のある指導が展開できる。
 (7) 指導の必要性に応じて,医療機関や福祉機関などの専門家をはじめ,家庭,地域社会と学校との連携協力による指導が展開できる。


    ○ 個別の指導計画作成の手順 (PDF 23.7KB)

    ○ 個別の指導計画の様式例 (PDF 21.6KB)

    ○ 個別の指導計画の授業への生かし方 (PDF 103KB)

    ○ 特別支援学級等の実践例 (PDF 130KB)


    ○ 個別の指導計画の評価の在り方 (PDF 42KB)