校長あいさつ

公開日 2024年04月01日

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 鹿児島県立野田女子高等学校は,昭和23年4月,鹿児島県西長島高等学校の分校として創立され,幾多の変遷を経て,昭和41年に現在の校名となりました。

 「自立」「誠心」「共生」を校訓に掲げ,本校生としての誇りや礼儀正しさ,身だしなみを大切にし,他の人に対する思いやりや寛容の心を備え,希望に満ちた,溌剌とした若人がたどるべき方向性を示し,「大切な命や暮らし」に携わる人材の育成を目指しています。

 県内で唯一の県立の女子高として,生活文化科,食物科,衛生看護科,専攻科を有し,本校だけの特徴的な教育活動を実践しています。調理師や5年一貫で看護師を養成する施設として,厚生労働省の指定を受けるとともに,保育や被服に関するスペシャリストの育成にも力を入れています。本校での3年間ないし5年間は,これまで培ってきた学びに,専門性や経験を積み重ねることで,将来を切り開く,「夢実現への道のり」という大きな意義を持っています。

 令和5年度は,調理師免許,看護師国家資格のいずれも合格率100%を達成し,被服製作技術や保育技術の検定においても多数の生徒が合格しています。また,日本新聞協会の「新聞コンクール」で学校奨励賞,「第8回本場大島紬デザイン公募展」でひっとべの会会長賞,そして,「かごしまおいしいもの選手権」では“さつまいもカスタードみたらしかけ団子”が商品化されました。このように地域と連携した活動にも積極的に取り組んでいます。

 これからも,緑あふれるここ野田の地で受け継がれてきた伝統を守りつつ,新たな歴史を刻み,一人一人の夢の実現へ向けて前進してまいりますので,多くの方々の御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

鹿児島県立野田女子高等学校 校長  加藤 寛一