鹿児島県立指宿特別支援学校のホームページを御覧いただき，ありがとうございます。令和６年度から校長を務めさせていただきます　眞下(ましも)　千代子　です。

　本校がある指宿市は、薩摩半島の最南端にあり，北は鹿児島市，西は南九州市と隣接しています。中央部には九州一の大きさを誇る池田湖、南西部には薩摩富士の別名で呼ばれる秀峰開聞岳、世界に類を見ない「天然砂むし温泉」，さらに，橋牟礼川遺跡や水迫遺跡などなど歴史的にも貴重な遺跡が多く，素晴らしい自然の恵み溢れる地域です。

　この素晴らしい地域に，本校は，昭和50年に隣接する国立病院機構指宿医療センターに長期入院する児童生徒のための学校として設置されました。その後，地域のニーズに応じて平成14年度からは，指宿地区在住の肢体不自由の自宅通学生を，平成17年度には知的障害児の受け入れを開始し，病弱教育だけでない知肢併置の特別支援学校として，これまで歩んでまいりました。また，平成18年度には，高等部が設置され，指宿地区の特別支援教育の推進と充実のため，センター的機能をより一層発揮できるよう努めてきました。令和５年度には，校名を「指宿養護学校」から「指宿特別支援学校」へと変更し，令和６年度の今年，創立50周年の大きな節目を迎えます。

　令和６年度は，小学部38人，中学部30人，高等部30人の計98人でスタートしました。「安全・安心に学べる学校」「生きる力を伸ばす学校」「期待され新たな歴史を創る学校」を目指して，豊かな生活と社会参加・自立に向けた丁寧な教育を通して，校訓のとおり　「明るく」「強く」「仲よく」生きる児童生徒の育成に努めます。「いぶとくマーケット」や「いぶたまおもてなし学習」など，関係機関や地域と連携した教育活動を始め，卒業後の就労に向けたスキルの獲得と技能検定へのチャレンジや，余暇学習につながる各種スポーツへの取組と大会への参加等も行っています。

　さらに今年度は，創立50周年ということで，地域のお祭りへの参加や記念運動会，記念学習会などを計画しております。児童生徒と職員，保護者の方々や地域，関係機関の皆様とともに創立50周年を祝うことで，より絆を深め一体となり，さらなる発展に向けて取り組んでいきたいと考えておりますので，今後ともどうぞ本校への御理解と御協力をお願いいたします。