校長あいさつ

公開日 2023年04月06日

開校の日を迎えて

校長 芝原一郎

鹿児島県立鹿児島南特別支援学校は,令和4年7月21日に設置され,翌令和5年4月1日に開校しました。開校に当たっては,4月6日に鹿児島県教育委員会教育長の御臨席の中,開校式を執り行い,児童生徒とともに開校の喜びを分かち合いました。

本校は小学部,中学部,高等部から構成され,令和5年3月に廃止となった桜丘養護学校に加え,鹿児島養護学校(現:鹿児島特別支援学校),武岡台養護学校(現:武岡台特別支援学校),鹿児島市南部地域の小・中学校からの児童生徒で構成され,児童生徒数339名(77学級),教職員数184名(看護師,非常勤講師等を含む)で新たな歴史の第一歩を踏み出すことができました。この日に至ったのは,県教育委員会や行政当局の方々,PTAをはじめとする学校関係者の方々,校舎建築に取り組んでいただいた多くの工事関係者の方々,工事に理解をお示しいただいた周辺地域の方々など,各方面の関係の方々の御努力・御支援・御協力の賜であると深く感謝申し上げる次第です。

地域との交流が可能な喫茶実習室,教室内に設置された多目的トイレ,桜丘養護学校にはなかった温水プール,床暖房を備えた体育館と教室,安全とゆとりの幅広い廊下,多様な活動につながる作業学習室など,いずれも児童生徒の学習意欲や参加意欲につながるとともに安心安全な活動を可能にするものであり,多様性と持続可能性を追求した教育活動が期待されます。

これから,「高く 広く 豊かに」の校訓を踏まえ,「人権を尊重した教育のもと,一人一人の良さや可能性を伸ばし,豊かな生活や自立と社会参加に向けて主体的に生き抜く力を身につける児童生徒を育成する。」という学校教育目標を具現化すべく,全職員一丸となって学校教育活動に取り組んで参ります。今後ともなお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。