校長あいさつ

公開日 2025年04月30日

更に『学びの質』を高める特別支援学校へ

 

ホームページ用写真【校長挨拶】  平素から鹿児島南特別支援学校に対して御理解、御協力を賜り、

 厚く御礼申し上げます。本年度4月に校長に就任いたしました

 水野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

  さて、本校は令和5年4月に開校し、本年度で3年目を迎えま

 した。本年度は、児童生徒402人(R5から60人増)、84学級

(R5から9学級増)、教職員209人でスタートしました。

  本校は、鹿児島市の南部に在住する児童生徒を対象としており、

 最新鋭の教育設備を備えた教育環境のもとで日々の教育活動を推

進しており、新設校として県下の注目と期待が寄せられている学校であるといえます。「主体的

に生き抜く力を身に付ける児童生徒の育成」を教育目標として掲げ、児童生徒が毎日楽しく通い、

かけがえのない一日一日を有意義に過ごし、学びが着実に積み重ねられ、希望に満ちあふれた未

来につながるように日々の授業を大切にしてまいります。また、保護者の皆様や地域の方々、関

係各所等の連携と協力を密に行い、地域の中で成長し続ける学校でありたいと願っています。

 ご存じのとおり、学校教育は今正に、新たな教育の在り方を含め、働き方改革など様々な取組

が求められております。学校における業務改善の一番の目的は、「教育の質の維持と向上」と言

われております。令和6年9月には、文部科学省から「『令和の日本型学校教育を担う質の高い

教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)』(令和6年8月27日中央

教育審議会)を踏まえた取組の徹底等について」が通知されました。その中においても、教師を

取り巻く環境整備の最終的な目的を、学校教育の質の向上を通した、「全ての子供たちへのより

よい教育の実現」と位置付けています。

 本校に在籍する様々な実態の児童生徒の多様な学びに応えるために、特別支援学校の教職員と

して「専門職としての高度な知識・技能」のみならず、「教職に対する責任感、探究力、教職生

活全体を通じて自主的に学び続ける力」や「総合的な人間力」を確実に高めていく必要がありま

す。そのためにも、日々の教育活動はもとより、校内研修や授業研究などを通して、教職員がや

りがいをもって、同僚性を基盤とした学びを進められるような学校経営を推進したいと考えます。

 昨年度においては、その一つの施策として、放課後の時間を確保する新校時表の下、授業力向

上の研修と教師の働き方改革を一体的に進める取組を行ってまいりました。本年度につきまして

も、信頼される学校を更に目指し、本務である良質の授業づくりに誠実に向き合い、児童生徒一

人一人の学びの質を高めることに注力するとともに、命と人権を守り、教育的愛情をもって学校

教育目標に掲げた児童生徒の「生き抜く力」の育成につながる学校経営を全校体制で推進してま

いります。

 引き続き、保護者の皆様、地域等の方々の御理解と御協力をいただければ幸いです。

                                     令和7年4月