公開日 2024年09月18日
本校は,病弱及び肢体不自由の特別支援学校です。児童生徒の重度・重複化に伴い,医療的ケアを必要とする児童生徒が多く在籍しています。また,個々の実態も多様化しており,その中で個に応じた指導を行うことのできる自立活動の役割は大きいと考えています。
本校では,3人の自立活動専任がおり,全児童生徒の自立活動の指導に関わっています。指導形態は,担任による指導を基本としつつ,専任との個別指導,集団学習(小・中学部)を行っています。6~7月には,体育科と連携し,温水プールでの水泳学習を実施し,水中ならではの動きや姿勢の学習を行っています。
また,外部講師や関係機関と連携し,自立活動の指導に必要な知識・技能の習得や摂食指導スキルの向上などにも努め,指導の充実を図っています。
学習の様子
ひも通し,左右の手を使って細かな作業に取り組みます。
友達や先生と一緒に楽しみながら活動します。中学部「集団学習さくら」
トランポリンに乗って,立位でバランスをとります。姿勢が保てているか鏡で確認。
水泳学習
筋緊張の強い子どもたちや,筋力の弱い子どもたちにとって,水中での活動は気持ちよくリラックスできたり,陸上では難しい姿勢変換を簡単に体験できたり,呼吸状態の改善が図れたり,メリットがたくさんあります。
外部講師との連携
(鹿児島大学歯学部 佐藤秀夫先生)相談内容:摂食指導及び口腔機能に関すること等
(鹿児島国際大学 松元泰英先生)相談内容:主に姿勢や身体の状態,その他自立活動に関する内容全般