公開日 2022年09月06日
自立活動について
本校は,病弱及び肢体不自由の特別支援学校です。他の特別支援学校同様,在籍する児童生徒の障害の重度・重複化が進み,医療的ケアを必要とする児童生徒も増えてきています。また,実態も多様化してきており,個に応じた指導を行うことのできる自立活動の果たす役割は大きいと考えています。
本校では,3人の自立活動専任を中心に全校的に自立活動の指導を行っています。指導形態は,担任による個別指導を基本としつつ,専任による指導,集団学習(小・中学部)を行っています。また,6月~9月には,体育科と連携し,温水プールでの水泳学習を実施し,水中ならではの動きや姿勢の学習を行っています。(令和2年度,3年度は,新型コロナウイルス感染症感染予防の観点から実施を見合わせていましたが,令和4年度は感染予防対策を徹底し,期間を短縮して6~7月に実施しました。)
また,外部講師や関係機関と連携し,自立活動の指導に必要な知識・技能の習得や摂食指導スキルの向上などにも努め,指導の充実を図っています。
児童生徒の様子や学習内容等についての相談にも随時対応しています。
学習の様子
手すりをしっかり持って,1人で歩いています。
足で蹴って車を動かし,大好きなボールのところまで移動してきました。
大きな自転車に乗ることができるようになりました。
膝立ちの姿勢をとって自分で保持しています。
ポジショナーを使うことで,普段なかなかとれない腹臥位を安定してとることができます。
三角マットを使って腹臥位をとり,大好きな動画を見ています。
水上で腹臥位をとり,すっかりリラックスしています。
水の中なら立つのも歩くのも楽にできます。
外部講師との連携
(鹿児島大学歯学部 佐藤秀夫先生)
(鹿児島国際大学 松元泰英先生)