学校給食

公開日 2016年09月13日




給食1

学校給食で食育 ~個に応じた指導で自立を支える!~

学校における食育を『食に関する指導』といいます。食に関する指導は,日常生活の指導や生活単元学習の時間等に毎日繰り返し行われています。

毎日の学校給食を生きた教材として活用し,食事のマナーや偏食,こだわり等への指導を行っています。

発達に障害のある児童生徒は,「食べる」という行為においても,さまざまな課題を抱えて入学してきます。食事のマナーの未定着,偏った食事,飲み込み・そしゃく力の未発達,食体験不足,生活リズムの未定着など,一人一人の実態が違います。学校生活の中の楽しみの一つである学校給食を通して,心のコミュニケーションを図り,自立に向け,児童生徒が心豊かに成長していくように,一人一人に対応した心に届く食育が行われています。

給食の風景




給食2

調理の様子

550食分を9名の調理員で,”おいしく食べてもらいたい!”と心を込めて調理しています。アレルギー食,こだわり食,そしゃく力に対応したカット食等,一人一人のニーズに合わせ,個に応じた食事の提供を行っています。「おいしかったよ!」の声に支えられ,調理作業は続けられています。

 

 

 




給食3

給食の様子

給食時間は,準備,食事,片付けを教師と児童生徒が一緒に活動しています。自立に向けて,できる力を引き出し,学習を積み重ねています。毎日繰り返し行うことで成長がみられます。無理なく食べられる食事が,楽しい給食時間となり,心と体の成長につながっています。

 

 

給食4

小・中学部は食堂及び大会議室で,高等部は各教室で給食時間を過ごしています。入学から卒業までの12年間,食べる姿勢に気を付け,偏食を減らすための細やかな指導等が繰り返し行われています。また,必要に応じて自助食器・自助スプーン,ピンセットはしを使用して,スプーンやはしの使い方を身に付けるための指導を行っています。