(4)気象とその変化
【ねらい】
 身近な気象の観察,観測を通して,気象要素と天気の変化の関係を見いださせるとともに,気象現象についてそれが起こる仕組みと規則性についての認識を深める。

【内容・内容の取扱い】
〈気象観測〉
○ 校庭などで気象観測を行い,観測方法や記録の仕方を身に付けるとともに,その観測記録などに基づいて,気温,湿度,気圧,風向などの変化と天気との関係を見いだすこと。

〈天気の変化〉

○ 霧や雲の発生についての観察,実験を行い,そのでき方を気圧,気温及び湿度の変化と関連付けてとらえること。
・ 気温による飽和水蒸気量の変化が湿度の変化や凝結にかかわりがあることを扱うこと。また,水の循環も扱うこと。
○ 前線の通過に伴う天気の変化の観測結果などに基づいて,その変化を暖気,寒気と関連付けてとらえること。
・ 風の吹き方にも触れること。
 [実験]
・ 水滴(雲粒)ができるには凝結核が必要なことを確かめる実験
・ 霧や雲ができる条件を調べる実験(必修理科観察,実験集へ)
・ 前線の実験(必修理科観察,実験集へ)

〈日本の気象〉
○ 天気図や気象衛星画像などから,日本の天気の特徴を気団と関連付けてとらえること。
○ 気象衛星画像や調査記録などから,日本の気象を日本付近の大気の動きや海洋の影響に関連付けてとらえること。
・ 地球を取り巻く大気の動きにも触れること。また,地球の大きさや大気の厚さにも触れること。