(7)自然と人間
【ねらい】
 自然環境を調べ,自然界における生物相互の関係や自然界のつり合いについて理解させるとともに,自然と人間のかかわり方について認識を深め,自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について科学的に考察し判断する態度を養う。

【内容・内容の取扱い】
〈生物と環境〉
○ 微生物の働きを調べ,植物,動物及び微生物を栄養の面から相互に関連付けてとらえるとともに,自然界では,これらの生物がつり合いを保って生活していることを見いだすこと。
・ 生態系における生産者,消費者及び分解者の関連を扱うこと。その際,土壌動物にも触れること。
○ 身近な自然環境について調べ,様々な要因が自然界のつり合いに影響していることを理解するとともに,自然環境を保全することの重要性を認識すること。
・ 生物や大気,水などの自然環境を直接調べたり,記録や資料を基に調べたりするなどの活動を行うこと。また,地球温暖化や外来種にも触れること。
 [実験]
・ 身近な自然を調べよう(中学校理科Q&Aへ)
・ 森林の階層構造
・ 照葉樹林の観察

〈自然の恵みと災害〉
○ 自然がもたらす恵みと災害などについて調べ,これらを多面的,総合的にとらえて,自然と人間のかかわり方について考察すること。
・ 地球規模でのプレートの動きも扱うこと。また,「災害」については,記録や資料などを用いて調べ,地域の災害について触れること。

〈自然環境の保全と科学技術の利用〉
○ 自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について科学的に考察し,持続可能な社会をつくることが重要であることを認識すること。
・ これまでの第1分野と第2分野の学習を生かし,第1分野(7)のウの(ア)と関連付けて総合的に扱うこと。
 ※ 中学校最後の学習として,第1分野(7)のウの(ア)と併せて一括して扱う。