学校紹介

公開日 2016年09月29日

最終更新日 2024年04月23日

学校長あいさつ

校長

 鹿児島県立伊佐農林高等学校のある伊佐市は,県北部に位置し,宮崎県と熊本県に隣接する四方を山に囲まれ,川内川が市を縦断する大口盆地にあります。大口盆地は,伊佐盆地あるいは伊佐平野とも呼ばれ,約140平方キロメートルの面積があり,県内で最も広い盆地です。

 気温は県内の平地と比較して年平均気温が1~1.5℃程低く,冬季には2℃も低い地域です。九州地方における最低気温-15.2℃を記録したこともあり,「鹿児島の北海道」とも言われています。

 伊佐地方は,農業が盛んな地で「伊佐米」の名で知られる県内有数の米どころでもあります。また,市の東部には,日本一の金の産出量を誇る菱刈鉱山があり,世界でも有数の良質な金を産出しています。

 本校は,大正3年(1914年)に鹿児島県伊佐郡立伊佐農林学校として設立され,今年で 110周年を迎える歴史と伝統のある専門高校です。開校以来,約1万5千有余名の卒業生を輩出しており,農林業をはじめ各界・各分野で活躍をされています。

 令和6年4月9日に入学式を終えて,現在農林技術科43名,生活情報科89名,計132名の生徒が「至誠・勤労・剛健」の校訓のもとに各学科で専門分野を学んでいます。本校には,農林技術科と生活情報科の2つの学科があり,1年生では,学科の基礎的な知識や技能を学びます。2年生から農林技術科では,園芸専攻・肉用牛専攻・養豚専攻・食品加工専攻,林業・林産加工専攻を学び,生活情報科は,生活コースと情報コースでそれぞれ家庭,商業に関する科目を学びます。

 令和6年度は,目指す生徒像として「よく考えて動く,考動する生徒」「多様な人々の人格を尊重し,認め合い,支え合う優しい心をもった生徒」・「礼節を重んじ,感謝の心と自他の生命を大切にする生徒」を掲げ,目指す学校像としては,「生徒一人一人が,確固たる信念と良心に従って行動し, また,生徒の能力を最大限に伸ばし,生徒自らが主体となって活躍できる学校」・「創立110年のよき伝統を引き継ぎながら,生徒の実態に即した実学教育を実践する学校」「地域,家庭,関係機関と積極的に連携し,地域に根ざした開かれた学校」を掲げています。

 今年度も職員は,生徒の自己実現に向けて全力で支援するとともに,社会及び地域に貢献できる生徒の育成を目指して,教育活動に取り組んで参ります。

 今後とも御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

                    鹿児島県立伊佐農林高等学校  第39代校長  新坂 尚孝

 

   

校訓

校訓

校章・校旗

校章の意義

校章

 柏葉は枯れてもなかなか落ちず,寒風にサラサラと音を立てている。柏葉を図案化した校章は,何事にも負けず,目標達成のため努力する,質実剛健の伊佐農林魂を表したものである。

校旗の由来

校旗

 創立から7年を経た大正10年,当時は本校存亡の危機であった。ある夏の日,生徒全員が教室に集まり「全員の心のよりどころの校旗を作り,団結心を高め,危機を乗り切ろう。」と決議され生徒・職員が120円を出し合い校旗を作製した。
 デザインは赤地に金の縫い取りで校章を入れた。赤地は固い決意を表 したものである。
 歴史と伝統を誇る校旗も60年の歳月を経て,破損もひどくなり,昭和52年5月に新校旗作製の機運が高まった。同窓会長を新校旗作製実行委員長とし,同窓会が基軸となり,募金活動を行い,昭和53年2月28日に入魂式・引渡式が行われた。

校歌

校歌