公開日 2023年09月27日
校長あいさつ
本校は,明治43年鹿児島県立鹿児島商船学校に水産科が併置され,新たに鹿児島県立商船水産学校と改編されたことを創立としています。その後幾多の変遷を経て,今年で創立114年目となる歴史と伝統ある学校です。昭和36年に現在の校名である鹿児島県立鹿児島水産高等学校と改称し,また,昭和46年に枕崎市花渡川沿いから,現在の薩摩板敷の地に移転し,校地面積約17万平方メートルと広大な敷地を有します。県内唯一の水産・海洋系高校として,実習船教育をはじめ特色ある教育活動を展開して います。
校訓「自律,責任,創造」
「自律」:自らを律し,義務と責任を果たして,社会的に信頼される人間を育てる。
「責任」:学校や社会の中で自己に与えられた責任を自覚し,やり遂げる人間を育てる。
「創造」:自己研鑽に励み,新しい時代を切り開き,社会に貢献できる人間を育てる。
校長 福島 聡
教育目標
教育基本法・学校教育法の精神に則り,県教育委員会の基本方針を踏まえ『自律・責任・創造』の校訓のもと,平和的な国家及び社会の建設に奉仕し,人権と平和を重んじる全人的人間形成を図るとともに生徒の能力・適正と社会の要請に応じた専門知識・技術を習熟させ,汗と心を重んじる質実剛健,意気盛んな将来のスペシャリストを育成する。
水産教育の目標
水産や海洋の各分野における基礎的・基本的な知識と技術を習得させ,水産業及び海洋関連産 業の意義や役割を理解させるとともに,水産や海洋に関する諸課題を主体的,合理的に,かつ倫理観をもって解決し,持続的かつ安定的な水産業及び海洋関連産業と社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる(新学習指導要領より)
※水産や海洋の各分野とは,海洋漁業,海洋工学,情報通信,資源増殖,水産食品の5分野
水産教育の5つの行動計画
(1) 豊かでかけがえのない里海を守り,拓く教育に取り組む。
(2) 海洋資源の持続的な活用を目指す水産・海洋教育を実践する。
(3) 地域に貢献し,活力を与え,地域に必要とされる学校を目指す。
(4) 水産・海洋・通信教育を通じて,コミュニケーション能力を高め,命の教育,心の教育を進める
(5) 優れた水産・海洋・通信技術を持つ,次代を担う有為な人材を育成する。
経営方針
「和を以て貴しと為す」
~思いやりをもって夢の実現を目指し,ともに成長できる環境づくり~
1 Society5.0社会に向け, 知・徳・体のバランスのとれた人材の育成
(1) 知:知識・技術
ア 授業の充実「主体的・対話的で深い学び」「指導と評価の一体化」
PDCAサイクルによる授業の改善
イ 資格・検定の取得と実習等における技術の習得
ウ 基礎学力の向上に向けた指導と家庭学習の習慣化
エ 国際的な視野の育成
(2) 徳:道徳心の向上とルール・マナーの徹底
ア 基本的生活習慣の確立
イ いじめ・不登校及びSNS等への対応
ウ 時を守り・場を清め・礼を正すことの徹底
エ 人に配慮し,配慮される事による自己有用感の育成
(3) 体:心と体の健康
ア 教育相談及び生徒支援の充実
イ 部活動の活性化
ウ 読書による豊かな心の育成
(4) 就職・進学指導の充実
ア 係を中心に組織で対応
イ 早期の意識付けと計画的・継続的な指導
ウ 生徒・保護者の希望に添った職員の連携体制の構築
2 学校の活性化と募集定員の確保
(1) 各学科・コース・各教科の特色を生かした教育の推進
※ それぞれの戦略的な計画の立案と推進
(2) 地域との連携強化
(3) 広報活動の推進
3 「チーム鹿水高」としての組織力向上
(1) 職員間の連携と共通理解
(2) 教育のプロとしての各個人の意識向上と資質向上
4 服務規律の厳正確保
(1) 教職公務員としての自覚 → ハラスメント防止・不祥事0
(2) 職員間の気遣いと配慮→メンタル面の配慮