校長あいさつ

公開日 2023年04月03日

最終更新日 2023年04月03日

校長先生 

 (画像提供:奄美新聞社)

主体性を育み,生徒が成長を実感できる教育活動の充実 

 古仁屋高校のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 本校は,昭和5年大島郡東方村立古仁屋家政女学校を前身として開校し,昭和28年の奄美群島の日本復帰に伴い,鹿児島県立古仁屋高等学校となりました。以来,瀬戸内町唯一の高等学校として地域と共に歩み,地域に支えられ,躍進してきました。令和5年度で創立93年目を迎える普通科の学校です。

 特色ある取組の一つが,令和元年度からスタートした「地域みらい留学」による島外からの生徒の受け入れです。瀬戸内町の支援により男子寮と女子寮が完備されるとともに,生活面においてもコーディネーター等を配置していただくなどサポート体制が確立しています。今年度は約20名の島外からの留学生が在籍しております。まさに,奄美大島南端の瀬戸内町にありながら日本の様々な文化的背景をもつ生徒との交流が可能となり,学校にとってよい刺激となっています。

 また,小規模校という特色をいかした,きめ細かな少人数指導や個別指導など個に応じた指導が充実しており,確実な進路実績へとつながっています。1年次は共通のカリキュラムですが,2年次から進路実現に向けて,コース選択制(進学コース,情報ビジネスコース)となります。さらに,体育の専門科目や手話など生徒の進路や興味関心に合わせた科目選択ができるよう教育課程を工夫しています。

 さらに,古北戦(大島北高校とのスポーツ交歓会)や加計呂麻遠行など特色ある学校行事があり,各行事では全員一丸となって楽しむ姿が見られます。また,奄美大島の教育的資源を活用した探究活動や町の行事,ボランティア活動等への参加の機会も多く,古仁屋高校生の活躍の場には広がりと深まりが出ています。

 世界自然遺産の中で,「自主自立」「敬愛和協」「明朗端正」「勤勉誠実」の校訓のもと,瀬戸内町唯一の高等学校として,さらに地域から信頼され愛される学校を目指して,『主体性を育み,生徒が成長を実感できる教育活動の充実』をスローガンに掲げ,教職員一丸となって,取り組んでまいりますので,今後ともご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。                      

                        鹿児島県立古仁屋高等学校 校 長  米澤 瑞代