学校長あいさつ

公開日 2021年04月01日

 

 串木野は,古くから漁港として海外との交易が盛んな土地です。日本でも有数の遠洋マグロ漁業の基地としても知られています。また,幕末のころ当時はまだ鎖国であった時代に,19人の薩摩藩英国留学生が旅立った羽島があります。後に彼らの志は各分野において開花し,日本近代化への原動力となりました。こうした高い志を抱いて外界へ羽ばたこうとする気質が串木野にはあるように思います。

 本校は,昭和3年4月,串木野公民学校として開設,鹿児島県串木野家政女学校と改称し,以来幾多の変遷を経て,昭和25年4月に鹿児島県立串木野高等学校となり,現在に至ります。今年で創立93年目を迎える歴史と伝統を誇る学校です。同窓生は1万2千名を超え,多くの先輩が国内ばかりではなく,広く国際社会におきましてもご活躍なさっています。生徒はこの伝統を受け継ぎ,更に発展させるために,「積極・好学・邁進」の校訓のもと,日々,自己の研鑽に努めているところです。

 さて,本校の教育方針である社会に貢献できる人材の育成のために,自己指導能力,すなわち生徒が自ら考え,判断し,行動する能力の育成に重点を置いた教育活動を展開しています。あらゆる教育活動において,生徒に自己決定の場を設け,自己存在感や共感的人間関係を実感できる場の設定に努めております。

 ところで,昨年度来,新型コロナウィルス感染症の影響で,私たちの日常生活は一変しました。日常における安心,安全の保障が無くなったと言っても過言ではありません。このような予測不可能な状況においてこそ,今,何をすべきかと主体的に考える能力,自己指導能力が必要だと考えます。

 小規模校である特長をいかし,串高生が高き志を掲げ,自己実現を果たすために元気に充実した学校生活を楽しめるよう,特色ある教育活動を展開してまいります。社会の変化に柔軟に対応できるよう教職員自ら率先垂範し,また,地域の方々のご支援に応えるよう地域に愛される学校を目指します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 令和3年4月

    校長  石塚 一哉