学校長あいさつ

公開日 2017年04月06日

白石 秀逸

 徳之島高校が新しき歩みを始めて,今年で12年目を迎えます。創設からの10年間を振り返り,未来に向けさらなる一歩を踏み出す節目として,昨年11月5日(土)に創立10周年記念式典を挙行しました。前身の徳之島高校の卒業生,禎一馬さんと安田竜馬さんを講師に迎えた記念講演会では,お二人から徳之島高校応援ソング「YOUR STORY」をプレゼントしていただきました。現在,清掃時や学校行事などのあらゆる場面で活用させていただいています。
 さて,校舎(4階建ての本館)の教室の窓から眺めると,サンゴ礁から続く碧い海,彼方に伸びる水平線,そして,澄み切った青空が見渡され,県内随一を誇る 景観と自負しています。また,本館及び特別棟に完備した空調設備により,1年を通して,快適に学習できる環境も整っています。さらに,通学が不便な生徒たちのために,敷地内に女子専用の寄宿舎(「若竹寮」といいます。)を設けてあり,本年度は10名の生徒が共同生活を行っています。
 そんな徳之島高校の使命は,昔も今も島の宝である生徒たちを,徳之島の,鹿児島の,そして,日本の将来を支える人材にしっかりと育てることに変わりありません。その具現のためにも,「徳之島高校はオーケストラのようなものでありたい」と常々思っています。生徒たちと先生方,一人一人が大切な団員であり,その一人一人が出す美しい音で,時には歓喜にあふれる,時には静かに思いをはせる,時には熱狂的な,美しい人間の曲を奏でながら,知・徳・体の調和のとれた人間形成を目指して参ります。
 今年度の一学期始業式で,「impossible」の文字が「I’m possible」へと形を変えたソチパラリンピック閉会式の1コマを紹介しました。「私たちは不可能を可能に変えられる!」という大会実行委員会からのメッセージでした。私たち徳之島高校に集う生徒・職員も,iを大文字に変えたように必要に応じて形を変え,mとpを切り離したように細分化したり切り離したりする勇気をもち,アポストロフィーを加えたように,何かを追加する工夫が必要となるかもしれません。しかし,不屈の魂と創意工夫,そして,惜しみない努力により,「私たちは不可能を可能に変えられる!」と信じます。
 「文武両道~夢の実現~」を目標とし,様々な教育活動を展開していきますので,今後とも御理解と御支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。

 

         平成29年 4月 6日
鹿児島県立徳之島高等学校長 白石 秀逸