公開日 2021年10月21日
講師に大岩根尚先生をお招きし,この日は講話2日目。
大岩根先生は,九州大学,東京大学で地質学・海洋地質学を学び,国立極地研究所へ就職,第53次南極地域観測隊として南極内陸部の調査に参加,そして三島村役場のジオパーク専門職員として働いたことのある豊富な経験の持ち主。現在は硫黄島に移住して「合同会社むすひ」を立ち上げ,自然ガイドや大学の実習受け入れ,教育・研究のサポートを続けている方です。
前日には「地球に遊んでもらいましょう」と題して,地球温暖化とSDGsに関する講話をしていただきました。
1限目は,前日の講話について4人グループで意見交換し,特に気になったところを講師の大岩根先生に質問する時間が設けられました。
▼グループで昨日の講話を振り返り
▼振り返りで気になった内容を質問
前日にあった「何を失敗と考えるか」というお話が心に残りました。生徒からの質問に答えた形で話が始まり,生徒の心にも深く刻まれたのではないかと思います。
あとから振り返ってみると,失敗が別の成功のために役に立っていることもあります。
およそ1300もの発明をしたトーマス・エジソン。
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」
偉人の残した名言とも重なりました。
目の前の結果に一喜一憂することなく,長期的に物事を考える大切を感じました。
▼教師からの質問もありました
環境に関する内容に理解が深まりました。大岩根先生ご自身の生き方についてもお話を聞き,迷いを感じた時どのように考えればよいかが見つかったことと思います。
2限目は,1・2年生が「総合的な探究の時間」で調査している与論のウミガメや海洋保全,台風についての発表を研究者としての視点で見ていただき,研究の方法や考察についての良い所や不足している点に関してアドバイスをいただきました。
休み時間に生徒5名ほどが直接,大岩根先生のところに行って話をしている姿が見られました。もっと聞きたい話もあったかもしれませんが,この日はもう時間が…
環境,SDGs,生き方など本当に多くのことを学ばせていただきました。
ありがとうございました!