公開日 2022年03月23日
3月18日(金)の5・6限目に,1年生に向けて救急救命講座が開かれました。
沖永良部消防署与論分遣所から4名の消防隊に来ていただき,次の内容を学習しました。
・心肺蘇生(気道確保・人工呼吸,胸骨圧迫)
・自動体外式除細動器(AED)の使い方
・骨折箇所の固定法
・傷病者運搬のやり方
・気道閉塞時の対応
・止血方法
傷病者への対応を,分かりやすく,生徒が興味を持てるように実技講習をしてくださいました。
生徒も終始リラックスして,話を聞いていたようです。
簡易型模擬人形を使っての心肺蘇生では,少し恥かしさを感じながらも,一生懸命に取り組んでくれました。
傷病者の運搬
三角巾の使い方
生徒代表お礼の言葉
最近,胸骨圧迫によって救われた人の話を聞きました。消防隊の方は「もっと早く胸骨圧迫ができていれば,患者の回復がさらに早かったはずだ」と話をしていました。
救急救命の現場では,1分1秒という時間がとても重要だということが生徒にも伝わったと思います。
最後に,「今日の講座では ”実践する勇気” を持ち帰ってください」という言葉で講座が締めくくられました。
大切なのは,できるかどうかではなく,やるかどうかだと思います。
日々,厳しい現場で働く隊員からのお話だけに心に残りました。
普段の生活では,呼吸をしていない人や大けがの人に出会うことはめったにないかもしれませんが,万が一そのような状況になったら,一歩を踏み出す勇気を持てるようになりたいですね。
今日の学びが,将来,誰かの命を救うことに繋がるかもしれません。