公開日 2023年01月31日
与論町は,小・中・高それぞれで海洋教育を通した地域発展に力を入れています。その学習成果を児童生徒だけではなく,町内外の方々と共有する場として海洋教育フェアがあります。今年も1月31日(火)に砂美地来館で開催され,与論高校も参加し,3つのグループが学習成果を発表しました。
1年生のグループは,海ごみについての発表です。ボランティアで海ごみ清掃活動している「海謝美」(ウンジャミ)の活動を先行事例として,与論島の海ごみの現状と,今後の新たな取組方法について提案しました。
2年生は2022年1月にあったトンガの火山で発生した大規模噴火に伴って発生した津波による警報を契機に,与論島に合った防災活動とはどのようなものかについての考察を発表しました。1つの地区をモデルケースにして,実際に避難する場面で避難経路,連絡網,携行品など,どのようなことが必要になるかを中心に発表しました。
最後は昨年の8月に東京大学大気海洋研究所でのサイエンスキャンプに参加した生徒の発表です。与論島での採水作業や,東京大学大気海洋研究所での最先端装置を使った分析・発表などのキャンプの概要,そこで得た知見や今後の展望について発表しました。また,研究の内容や成果について壁新聞等を使って随時発信していることを話してくれました。
スライドを使った口頭発表の他にも,2年生の課題研究をまとめたポスターを掲示し,来場者に研究成果を発表することができました。
高校生の発表の前には,小学生と中学生による発表もあり,内容が充実したフェアでした。来年は,一層研究が進んだ姿を見てもらいたいと思います。