産業工芸科

公開日 2020年04月15日

教育目標

 必要な知識と技能・技術を習得させ,幅広い職業人として社会自立するための能力・態度を養います。

学科の特色

 実習で使用する工具や機械の使用方法から,「ものづくり」に関する基本的な技術,知識を身に付けて日々学習に励んでいます。計算技術検定や基礎製図技能検定,初級CAD検定などの資格の取得や,障害者技能競技大会(アビリンピック),鹿児島県工業クラブ連盟生徒発表大会,全国高校生ロボット競技大会にも参加しています。鹿児島工業高等学校との共同学習も実施しています。3年生では課題研究で,難易度の高い仕様の作品作りをテーマとして,自分で設計し製作しています。

専門教科について

1年

製図(1~3年)

 製図の基礎から応用まで,手書き図面やCAD図面の描き方を学習します。また,初級CAD検定・トレース技能検定・基礎製図検定などに合格できるよう知識や技能を身に付けます。

インテリア・エレメント生産

 インテリア・エレメント生産の授業では,木工実習で使用する工具(ノコギリ・カンナなど)や機械(丸ノコ盤・自動かんな盤など)の機能や使用方法,木材の性質などについて学習します。

情報技術基礎

 情報技術基礎の授業では,ワープロソフトや表計算ソフト,プレゼンテーションを使用した学習を行います。情報技術検定,パソコン利用技術検定希望者に対しては,受験対策も行います。

実習

 工具の使用方法を中心に学習します。木材製品や金属製品を製作するための基本を身に付けます。

工業技術基礎

 工業に関する基礎的な実習を体験します。木工製品の製作や金属の溶接 デザインやJWCADなど工業技術に関する基本的な学習を行います。

2年

工業数理基礎

 工業数理では,工業事象(面積・体積・速さなど)に関わる基本的な 計算方法を学習します。計算技術検定試験の対策も行います。

建築計画(選択)

 建築計画では,建築物の歴史や魅力を知り,住宅を安全かつ合理的に計画する方法等について学習します。

実習

 木工実習では,今まで学習した内容を総合的に生かし,高度な技能を使いながら製品を製作します。金工実習では,旋盤や溶接を使用して簡単な金工 製品を製作します。

h30産業工芸科溶接

3年

環境工学基礎

 環境工学基礎の授業では,地球環境や身近な環境問題について学習します。

実習,課題研究

 実習では,難易度の高い木工製品の製作や金属を溶接してワゴンや花台などの製品を製作します。課題研究では,今までの学習を通して,自分で製作課題を考え,図面を描き製作していきます。

h30工芸科作品1   h30工芸科作品2   h30工芸科作品3

       

交流及び共同学習(鹿児島工業高等学校)

 平成23年度から鹿児島工業高校と共同学習を行っています。昨年度は2回実施しました。鹿児島県を代表する工業高校の学校施設や,同年代の生徒と一緒に実習等に取り組み,よい刺激になっています。

h30工芸科交流

 

大会参加及び受賞歴

 鹿児島県障害者技能競技大会(家具部門)や生徒発表大会に積極的に参加しています。

・生徒発表大会アイデアコンペ(クラフト部門)

 平成23年度 優秀賞

 平成24年度 優秀賞

 平成25年度 最優秀賞

・鹿児島県障害者技能競技大会(アビリンピック)家具部門

 平成25年度 銀賞

 平成26年度 銀賞

 平成28年度 金賞

 平成29年度 金賞

 平成30年度 金賞

・全国障害者技能競技大会(アビリンピック)家具部門

 平成28年度 金賞

 平成29年度 銀賞

 平成30年度 金賞

 令和元年度 努力賞

全国障害者技能競技大会(アビリンピック)

h30アビリンピック家具  h30アビリンピック受賞

生徒発表大会の様子

 ロボット競技大会(全国高校生ロボット競技大会鹿児島県大会)

 チャレンジ賞

   記念写真    試合風景

   ロボット競技大会(全国高校生ロボット競技大会)

   記念撮影①  試合風景