公開日 2024年02月19日
本校の食育指導に関しては,以下のPDF資料をご覧ください。
Ⅰ 食形態
本校は,一人一人の子供たちのニーズに応じ,食材の「大きさ」「軟ら
かさ」「まとまり具合」等に配慮した4つの食形態を準備しています。
この食形態は,水分や栄養を無理なく安全に摂取できる目的の他に,食
べる機能(「噛む」「口の中で塊にする。」「飲み込む。」)の発達を
促す目的があります。
●普通食
普通の一般的な食事の形態。
<献立例>
雑穀ごはん
牛乳
豚汁
カツオのかば焼き風(粉ふき芋添え)
甘酢漬け
●やわらか食
咀しゃくの動きの発達期に対応する食形態。
歯や歯茎でつぶせ,噛み切れるくらいの軟らかさで,
数回咀しゃくして,飲み込める物。奥歯の上に乗りやす
いように,一口大に切ってあり,形のある形状。普通食
と同じ食材を使用し,食材により,圧力鍋やスチームで
軟らかくする。硬いもの,弾力のあるものに配慮する。
<献立例>
カツオ蒲焼き風 → 魚団子蒲焼き風
豚汁(豚もも肉) → 豚汁(豚肉団子)
●押しつぶし食
捕食及び押しつぶし食べ練習期に対応する食形態。
形があり,絹ごし豆腐のような舌で押しつぶせる程度
の軟らかさで,粘性のある形状。食材により,圧力鍋や
スチームで軟らかくする。内容によってはとろみで調整
する。
<献立例>
カツオ蒲焼き風 → 鯛の蒸し物(甘酢かけ)
豚汁(豚もも肉) → 豚汁(豚肉団子)
粉ふき芋 → マッシュポテト
牛乳 → 牛乳プリン
●ペースト食
飲み込む機能の発達期に対応する食形態。
咀しゃくや食塊形成が必要なく,そのまま飲み込め,粒
のない,滑らかな形状。食物の水分を多くして軟らかく調
理した物を更にフードプロセッサーやミルサー,裏ごしに
かけて,ペースト状にする。普通食を展開し,さらに別メ
ニューを加え,エネルギー・たんぱく質の調整を行う。個
人の状態に合わせ,粒やとろみを調整する。
<献立例>
おかゆ
豚汁
蒸し魚の甘酢ソースかけ
ゆで野菜のピーナッツソースかけ
にんじんのミルク煮
マッシュポテト
ヨーグルト
Ⅱ 学校給食週間
毎年1月の学校給食週間中に,郷土料理や地場産物を活用した料理を
実施し,パネル展示や給食室で使っている調理道具等を展示しています。
<郷土料理の展示> <調理器具の紹介>
<桜島大根> <酒寿司の桶>
Ⅲ.備蓄食給食
年2回(9月の給食開始日と3月11日),災害時に備えて準備している
非常食を食べる日(備蓄食給食の日)を設けています。災害時の食事や毎日
の食事について考え,私たちの食事を支えてくれるたくさんの方々や命に感
謝しながらいただいています。
<普通食> <押しつぶし食>
<ペースト食> <やわらか食>
<食形態別備蓄食>
Ⅳ 摂食指導概要
校内体制(自立活動部との連携)を整え,家庭や学園等さらに外部専門
家との連携を図っています。
Ⅴ 食堂
新校舎に移転し,食堂も新しくなりました。また,医療的ケアが必要な
生徒のための「医ケア室」も新たに新設されました。
<食堂> <医ケア室>
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