(1)植物の生活と種類 【ねらい】 身近な植物などについての観察,実験を通して,生物の調べ方の基礎を身に付けさせるとともに,植物の体のつくりと働きを理解させ,植物の生活と種類についての認識を深める。 【内容・内容の取扱い】 〈生物の観察〉 ○ 校庭や学校周辺の生物の観察を行い,いろいろな生物が様々な場所で生活していることを見いだすとともに,観察器具の操作,観察記録の仕方などの技能を身に付け,生物の調べ方の基礎を習得すること。 ・ 「生物」については,植物を中心に取り上げ,水中の微小な生物の存在にも触れること。 [実験] ・ 着生と寄生 〈植物の体のつくりと働き〉 ○ いろいろな植物の花のつくりの観察を行い,その観察記録に基づいて,花のつくりの基本的な特徴を見いだすとともに,それらを花の働きと関連付けてとらえること。 ・ 被子植物を中心に取り上げること。「花の働き」については,受粉後に胚珠が種子になることを中心に扱うこと。 ○ いろいろな植物の葉,茎,根のつくりの観察を行い,その観察記録に基づいて,葉,茎,根のつくりの基本的な特徴を見いだすとともに,それらを光合成,呼吸,蒸散に関する実験結果と関連付けてとらえること。 ・ 光合成における葉緑体の働きにも触れること。また,葉,茎,根の働きを相互に関連付けて全体の働きとしてとらえること。 [実験] ・ 花粉の運び屋 ・ 植物の分散法 ・ 気孔の観察(必修理科観察,実験集へ) ・ 植物組織の観察法(高等学校理科観察,実験へ) ・ 葉緑体でデンプンがつくられていることを確かめる実験(必修理科観察,実験集へ) 〈植物の仲間〉 ○ 花や葉,茎,根の観察記録に基づいて,それらを相互に関連付けて考察し,植物が体のつくりの特徴に基づいて分類できることを見いだすとともに,植物の種類を知る方法を身に付けること ○ シダ植物やコケ植物の観察を行い,これらと種子植物の違いを知ること。 ・ シダ植物やコケ植物が胞子をつくることにも触れること。 | |