校長あいさつ

公開日 2025年04月17日

伊集院高校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本校は、大正12年に旧制伊集院中学校として開校し、昨年度には創立100周年を迎えた、歴史と伝統を誇る全日制普通科の高等学校です。校訓「自律・忍耐・友愛・公徳」の校訓を人格形成の基本理念とし,文武両道の取り組みをとおして「知・徳・体」の調和がとれた心豊かでたくましい人間の育成を目指しています。開校以来,卒業生は約2万4千人で,国内外のあらゆる分野で活躍されています。

今年の春の進路状況としては、卒業生184人のうち45人(過年度卒業生を含めると46人)が国公立大学に合格し、私立大学、短期大学、専門学校、就職(公務員を含む)など、それぞれが自分の進路を実現することができました。

部活動においても多くの成果を上げています。九州大会には、水泳、陸上、音楽、演劇の各部が出場し、全国大会には、弓道、写真、書道、演劇が出場しました。とりわけ演劇部は、今年度も全国高等学校総合文化祭への出場権を獲得するなど、優秀な成績を収めています。

予測困難で変化の激しい時代を生きていくために、自ら考え、行動する力がこれまで以上に求められています。本校では、伊高3K「気づき・考え・行動する」力を育むことを教育の柱とし、日々の取り組みを進めています。その一環として、昨年度より服装・頭髪指導を廃止し、生徒自らが「伊集院高校生としてふさわしい身だしなみ」について考え、判断することを求めています。

さらに、令和5年度からは次のような新たな取り組みを実施しています。
(1) 二人担任制の導入
(2) 単元テストの導入(定期考査の廃止)
(3) 2学期制の導入(秋休みを含むリフレッシュ期間の設定)
(4) 毎朝15分間の朝自習の実施(これにより朝補習と土曜授業を廃止)

定期考査の廃止や2学期制の導入により、これまで朝補習や土曜授業に充てていた時間を、授業や部活動に振り向けるとともに、生徒一人ひとりが時間の使い方を主体的に考え、行動できる環境づくりを進めているところです。

また、今年度、文部科学省より「DXハイスクール」として採択されました。これは、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化することを目的としたもので、ICT機器整備を進めながらAIなどのツールを積極的に活用し、生徒の探究活動をさらに深めていく予定です。

今年度もこれまでの歴史と伝統をしっかりと受け継ぎながら、時代の要請に応じた教育を展開し、生徒たちが前向きな気持ちで目標に向かって邁進できる学校づくりを進めてまいります。

今後とも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                         令和7年4月

                         校長 内園 優子