伊集院高校ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

　本校は，大正１２年に旧制伊集院中学校として開校し，今年度で創立1００周年を迎える歴史と伝統のある全日制普通科の高校です。校訓「自律・忍耐・友愛・公徳」の校訓を人格形成の基本理念とし，文武両道の取り組みをとおして「知・徳・体」の調和がとれた心豊かでたくましい人間の育成を目指しています。開校以来，卒業生は約２万４千人で，国内外のあらゆる分野で活躍されています。

　今年の春の進路状況としては，１１年ぶりに，卒業生の２０％を超える４５人（過年度卒業生を含むと５０人）が国公立大学に合格し，私立大学，短期大学，専門学校，就職（公務員）等，躍進の成果をあげることができました。

　また，部活動においても，九州大会に，水泳，陸上，美術，吹奏楽，演劇，全国大会に，剣道，弓道，写真，書道が出場し，それぞれ優秀な成績を収めており，演劇においては，創部３年目でありながら今年度の全国高等学校総合文化祭の出場権を得たところです。

　コロナ禍を経て，価値観が多様化し，今まで当たり前だったことが当たり前でなくなるなど時代が変化し，自分で考えて行動する力が今まで以上に必要になると考えます。

　本校では，伊高３Ｋ「気づき　考え　行動する」生徒の育成を目指し，日々の教育活動に取り組んでいます。その取り組みの一例として，今年度から服装頭髪指導を廃止しました。本校生徒は，伊集院高校生として学校生活に適した髪型を自ら考えることになります。

　また，昨年度から新たに実施している取り組みが，(1) 二人担任制の実施，(2) 単元テストの導入（定期考査廃止），(3)２学期制の実施（秋休みリフレッシュ期間の導入），(4)１５分の朝自習実施（朝補習，土曜授業廃止）の４点です。定期考査の廃止及び２学期制の実施により，従来実施していた朝補習，土曜授業の分の授業時間と部活動の時間を確保した上で，一人ひとりが時間の使い方を主体的に考えて行動するようにしているところです。

　創立１００周年を迎えるにあたり，今までの歴史と伝統を受け継ぎながらも，時代に即した生徒の資質・能力を高める教育活動を展開し，生徒たちが前向きな気持ちで目標に向かって邁進することができる学校を目指してまいります。

　本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和６年４月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　内園　優子