公開日 2019年10月24日
講師の髙﨑恵さんをお招きして、人権同和教育講演会を行いました。
ワークショップ型で、とても楽しく講演を聞くことができました。
生徒はまず、「普段、字を書く手とは逆の手で名前を書いてください」と言われ、
戸惑いながらも一生懸命書いて、その後周囲と見せ合い感想を話していました。
その後、髙﨑さんの指示に従い、図形を紙に書いていきました。
「のぞかない、しゃべらない」2つの約束事があり、守れるかな~と見ていたのですが、ほとんどの生徒が守れていてとても素晴らしかったです。
また、守れなかった生徒も正直に申告し、
「ごまかすのではなく、正直に自分がしたことを話すことができるのもとてもすばらしいことだよ」と髙﨑さんに言われ、誇らしそうにしていました。
45分という短い時間でしたが、大切なことをたくさん教えてもらいました。
「違いは間違いじゃないし、劣っていることでもない」「周囲と同じでないといけないということはない」
「発表するのを怖い気持ちはわかる、けれど思考を内在化させるのではなく、周囲に伝えられる人になろう」
「youメッセージではなく、Iメッセージで相手に自分が考えていることをやわらかく伝えよう」
「AかBかどちらか、討論で選ぶのではなく、AとBを合わせてCをつくるための対話をしよう」
その中でも、「年齢、性別、障害のあるなし、さまざまな『属性』で他人を判断していませんか?『女の、髙﨑恵』ではなく、『髙﨑恵が、女』なんです。」
とおっしゃっていたのが一番印象に残りました。属性はあくまでもその人の一部であるということを認識し、人権感覚を養っていってもらいたいと感じます。
髙﨑恵さん、本日は本当にありがとうございました。