公開日 2020年06月09日
本校を平成28年に卒業し,現在いちき串木野市役所観光交流課にお勤めの鴨川敏哉さんをお招きし,
「これから進路を決める皆さんへ」と題してご講演いただきました。鴨川さんは,昨年度の講演会講師の上夷智弓さんと同期生です。
現在勤務されている薩摩藩英国留学生記念館の紹介から始まり,英国留学生について勉強する中で,
夢と志を持つことの大切さ,行動し挑戦することの大切さ,社会に貢献することの大切さを学んだと話されるのが印象に残りました。
高校在学中はソフトテニス部の部活動を通して恩師や一生の仲間との出会いがあり,交友関係も広がって,
「串木野高校に入学して本当によかった」と思えたそうです。
進路選択にあたっては,鹿児島県立短大の夜間課程を希望していたところ,
いちき串木野市役所の採用試験があることを知り,
ゆくゆくは地元で働きたいと考えていたため挑戦してみようと思ったそうです。
一次は筆記試験,二次試験は作文と集団討論で,
作文はたくさん書いて先生に添削してもらうことと,
普段からニュースなどにも自分の考えを持っていることが大切。
集団討論の練習では,放課後毎日のように先生方が入れ替わり立ち替わり
練習相手になってくれたことを話してくれました。
「就職して初めに感じたのは,高校では教科書があったが,
仕事には教科書がないので自分で考えて勉強をしないといけないということ。
高校の授業で習う内容自体は将来多くは使わないと思うが,就職や進学の時,
今後勉強をする際に,勉強の仕方や集中力を鍛えるのに役立つと思います。」
「今でもこの仕事が自分にあっているのかわからないが,
上司・同僚・家族のおかげで今の自分があると思う。
串木野高校で周りの人に相談することの大切さを学び,今でもそれが役立っています。
皆さんも周りの人に相談しながら自分の進路を決めていくといいと思います。」
などのアドバイスをいただきました。
鴨川さんの誠実な人柄がにじむお話に,生徒達は静かに聞き入っていました。
後輩たちのこれからの学校生活が充実したものとなることを願って,
一生懸命話してくださった鴨川先輩,本当にありがとうございました。