「2023かごしま総文」に参加して

公開日 2023年09月28日

文化部のインターハイといわれる第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)が

7月29日から8月4日まで,鹿児島県内の22会場(22部門)で開催されました。

総文祭は都道府県の持ち回りで毎年夏に開催され,今大会は全国一巡目のラストでした。

この大会に様々な形で関わった本校生徒の中から,4名の感想を紹介します。

 


日本音楽部門実行委員  田島 伊緒莉(3年,串木野中出身)

 かごしま総文日本音楽部門は7月30日をもって終了しました。

 思い返せば,実行委員会が結成されたのは2年前。

 県内5校から集まった9名で活動がスタートしました。

 コロナ禍により対面で会議を実施することが難しい時期もありました。

 ですが,そのような状況でも工夫をしながら私たち実行委員会が

 企画運営する交流会を充実させるため何度も話し合いを重ね,

 全員の案を一つにした交流会を計画することができました。

 大会当日を迎え,この日のために1年間頑張ってきた出場者の方々の緊張が

 ひしひしと伝わりより一層私たちの緊張感も高まりました。

 同時に,皆さんにとてもいい大会だったと思ってもらえるよう

 全力でサポートしようと改めて決心しました。

 約2年間の思いを込めた交流会も盛り上がり,成功させることができました。

 舞台裏は本番前の不安な表情から一転した安堵の笑みで溢れていました。

 頑張ってきてよかったと強く心に感じた瞬間でした。

 日本音楽部門に生徒実行委員として携わることで,

 多くのことを学ぶことができました。

 箏の音色がこんなにも素敵だということを知れて本当に良かったです。

 おわりに,鹿児島県の皆さんと協力して無事終えることができたこと,

 生徒実行委員のみんなと出会えたこと,また高校生活でこのような

 素晴らしい経験をさせていただいたことに感謝します。

打ち合わせ

 


日本音楽部門実行委員  内 望実(3年,串木野中出身)

 私は,2023 かごしま総文への挑戦を通して成長できたと感じています。

 高校1年生の時,県全体の実行委員会に応募しましたが選出されず

 悔しい思いをしました。

 そんな時,音楽の先生から声をかけていただき日本音楽部門の実行委員会の

 メンバーとして活動を始めました。

 これまであまり関わることのなかった和楽器の部門で不安もありましたが,

 それ以上に今後の活動への期待が大きかったです。

 昨年,とうきょう総文に参加し,一体感と彩りあふれる箏の演奏に感動し,

 和楽器という新しい世界に興味をもちました。

 また,交流会では全国規模のステージで緊張する中,かごしま総文のPRをし,

 東京からのバトンを受け取りました。

 とうきょう総文,プレ大会,100日前イベントと数多くの経験を積むことで

 実行委員の絆も深まり,かごしま総文を成功させたいという思いが

 強くなっていきました。

 同時に,活動を通して何かを企画することの難しさも知り,苦しい経験もしました。

 ですが,試行錯誤しながらも挑戦し続けることができたのは実行委員の仲間と

 関係者の方々の支えがあったからです。

 本番,多くの方々と共に力を合わせることで無事成功を収めることができました。

 この貴重な経験は私自身の成長にもつながり,私にとって一生の財産となりました。

 約2年間,かごしま総文に携わることができたことに深く感謝いたします。

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総合開会式開催地発表劇キャスト  入江 心(3年,串木野西中出身)

 全く演劇の経験がなく,高3で忙しい時期だった事もあり

 最初は不安で一杯でしたが,他校から来た同じ劇の仲間が

 気さくに話しかけてくれて,次第に練習の時間が楽しくなりました。

 同じ目標に向かって,みんなで何かを作り上げることは初めてで,

 高校生活最後にかけがえのない経験ができたと思います。

 また,練習の時に送り迎えをしてくれ,挑戦する私の背中を押してくれた

 親にはとても感謝しています。

入江仲間たちと

入江本番

▲鹿児島県公式チャンネル

 【アーカイブ】第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)総合開会式より

 


吹奏楽部門南薩地区合同バンド  和田 祇天礼(2年 鹿児島純心中出身)

 今回,自分が出場できた2023かごしま総文吹奏楽部門では,南薩地区の高校生

 117名で結成された南薩地区合同バンド(通称NSB)として参加しました。

 普段の部活では,10人もいない中,皆で練習をしていましたが,

 急に117名となると,ワクワク感もあったのですが,

 それよりも緊張と不安の方が大きかったです。

 しかし,47年に一度のチャンスが回ってきた!という奇跡のような体験が出来る

 という誇らしさを胸に練習しました。

 演奏した楽曲は,「君が代」(フェントン作)と,作曲家・平山雄一さんが

 私たちのためにつくってくださった「DEPARTURE~大空への序曲~」の

 2曲を演奏しました。

 全員で合わせて練習する機会は少なかったですが,普段一緒に吹くことがない,

 同じ楽器の人たちと合わせるのはとても楽しかったです。

 本番では緊張よりも楽しさの方が勝って,精一杯吹くことが出来ました。

 この機会を準備してくださった方々に感謝してこれからも頑張ろうと思います。

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