3学期始業式 校長式辞

公開日 2021年01月09日

1月8日(金)に行われた3学期始業式での校長式辞(要約)は以下の通りでした。


今日は,1年の始めなので,改めて,皆さんに日々実践して欲しい3つのことを確認したい。君たち楠隼生に日々実践してほしい三つのことは,
1 学力向上。(進路実現)
2 人間力向上。(自分から気持ちのいい挨拶(朝・昼・晩)・自ら仕事を 見つけて,時間いっぱい清掃へ取り組む,文武両道を目指す,読書に励む)
3 思いやりの心(人の心の痛みの分かる人になる。相手の立場に立っても のを考える人になる。)

この三つのこと,日々,実践してください。

今年最初の式ですので,1年を通じて実践して欲しいという願いも込めて,PDCAサイクル を紹介したいと思います。PDCAとは英語の頭文字で,PはPlan,DはDo,CはCheck,AはActionです。日本語の意味は,Plan:計画,Do:実行,Check:確認,Action:改善  です。このPDCAサイクルを繰り返して,今より上のステージへレベルアップを図っていく。これは勉強だけではなく,どの分野でも通用する自分を伸ばすためのサイクルです。是非,意識的に実践してください。

現在,日本・世界は未曾有のコロナ禍にあり,色々なことが制限され,新しい生活様式が強く求められています。全寮制の本校にあっては,学校・寮での感染予防対策が最重要案件です。一人ひとりが,コロナに「うつらない・うつさない」良識ある行動をお願いします。

今後,日本は,社会のあらゆる面で大きな変革期を迎えます。このような変化の激しい社会においては,答えの無い答えを求められるような時代がきます。そのような社会では,ずっと学び続けること,何かを努力し続けることが,解決の糸口になってきます。何かにチャレンジする,とにかく,まず,今より一歩前に進むという積極的な気持ちで2021年を過ごしてください。

高校3年生,みんな君たちを応援しています。最後に,寸暇を惜しんで,頑張っている君たちに 励ましの「詩とそれにまつわるエピソード」を贈ります。

坂村真民(さかむら しんみん)の詩
◆念ずれば花ひらく◆
念ずれば
花ひらく

苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった

そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった

強く念ずることで初めて為すべき知恵が生まれ行動すべきことや努力すべきことがわかってくるのです。その行動が事を成就させることなのです。ですから,「念ずれば花開く」を丁寧に言えば,「念じ念じて,行動し努力すれば,花開く」ということになるかもしれません。

楠隼生のこれから始まる2021年が充実した日々となるように期待して,そして高校3年生の確かな決意を,祈りを,熱き志を,そして,輝かしい未来を祈って式辞とします。