公開日 2026年06月18日
6月16日(火)、普通科・ミライデザイン科・情報処理科の各科に分かれて、学科朝礼が行われました。
令和6年4月に新設されたミライデザイン科にとっては、1期生である3年生、2年生、そして新入生を迎え、初めて3つの学年がそろって迎える学科朝礼となりました。
この日の学科朝礼では、3年生がこれまでの探究活動を通じて学んできた「デザイン思考の大切さ」を、これから本格的な活動を始める1・2年生へ向けて伝えました。
「昼休みの教室に集まる生徒たちの様子」をテーマにした実践例を引き合いに出し、デザイン思考の基本である観察や共感について説明しました。
・観察:対象を「みんな仲が良い」といった主観的な印象で捉えるのではなく、「昼休みに他クラスの生徒も含めて多くの人が集まっている」というありのままの事実を見つめること。
・共感:単に相手に同調したり優しくしたりすることではなく、「なぜ昼休みに集まるのか」を掘り下げ、その人たちが何を大切にしているのかという価値観や背景を深く理解しようとすること。
・定義:「教室がうるさいから静かにさせよう」といった表面的な問題解決ではなく、「生徒同士の交流の場をどう広げるか」という、相手の価値観の背景にある本当の課題を見つけ出すこと。
発表の最後には、「いい経験はいい観察から生まれ、いい観察は人を理解しようとする気持ちから生まれる。これから探究活動を行うときは、まず相手を知ることから始めてほしい」と、後輩たちのこれからの活動に向けた具体的なアドバイスが送られました。
続いて、ミライデザイン科主任の久保先生からお話がありました。
久保先生は、3つの学年がそろった光景を前に「感動している」と言葉にされ、これまで手探りで道を切り拓いてきた3年生の成長を振り返りました。先日の生徒総会で、3年生がバスの待合室の改善を全校生徒にプレゼンした姿を挙げ、「最初からあんな風にできたわけではない。たくさんの経験を積み、取り組んできたからこそ、自分の思いを全体の場で話せるようになった」と称えました。
さらに、全生徒に向けて「失敗を恐れないこと。何でも積極的に取り組んでみて、おかしかったらまた修正して良い道に持っていけばいい。それがミライデザイン科です」と語り、これからは与えられたことだけでなく「自分で発想を飛ばし、自ら行動すること」を目標にしていこうと呼びかけました。
先輩が歩んできたプロセスとデザイン思考の姿勢が、そのまま後輩たちへの道標となるような、すばらしい学科朝礼となりました。











