公開日 2016年09月06日
主な学習活動の紹介
主な学習活動の紹介
個別の教育支援計画を踏まえ,全児童生徒を対象とし,自立活動の個別の
指導計画を作成します。作成に当たっては,自立活動の内容の六区分26項
目を相互に関連付けて,具体的な指導目標,指導内容を設定します。(あい
あいシートの活用)
本校の児童生徒は,教育課程上,Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(1)・Ⅲ(2)・Ⅲ(3)・Ⅳ課程に
分かれており,児童生徒のニーズに応じた適切な学習を行っています。実際
には,個別の指導計画に基づき,各課程の教育課程上に位置付けられた「時
間における指導」を中心とし,各教科等の指導と密接に関連付けられた「自
立活動の指導(教育活動全般を通した指導)」と併せながら指導を行ってい
ます。
また,指導に当たっては,日々の指導の充実を図ることを目的とし,年間
を通した外部専門家(PT・OT,小児歯科医)との連携体制づくりに努め
ています。
【各学部・課程の「時間における指導」年間授業時数(概算)】
* Ⅳ課程(訪問教育)では,「日常生活の指導」以外は,全時間を「自立
活動の時間における指導」として指導しています。(週3回×2時間=6
時間)
なお,自立活動専任(校内支援コーディネーター)は,適宜,訪問教育
学級担任に同行し,連携をとりながら指導を行っています。
※ あいあいシートの書式(PDF88kb)
1 学習の様子
(1) 「時間における指導」の様子
本校では,本人及び保護者のニーズ,児童生徒の実態,障害の特性等を的
確に把握し,「生活に生かすことができる」自立活動の指導の充実を目指し
ています。
【外部専門家との連携】
本校では,指導の充実を目的とし,定期的にPT(理学療法士)・OT(作
業療法士)に来校していただき,助言をいだいています。
(2) 「摂食(給食)指導」の様子
本校では,「食べる」という活動を単に健康と体力の保持・増進という身
体の成長の側面だけでなく,①脳の発達,②情緒の安定,③コミュニケーショ
ン能力,④認知的機能,⑤運動機能(粗大・微細・協調運動)の発達を促進
させるために必要かつ有効な活動として捉えています。
Ⅲ課程(2)では,全学部とも給食の時間を「自立活動の時間における指導」
として教育課程上に位置付け,栄養教諭とも連携しながら嚥下機能の発達段階
に応じて食形態を決定しています。
【外部専門家との連携】
本校では,指導の充実を目的とし,定期的に小児歯科医に巡回していただき,
児童生徒や担任,保護者に助言をいただいています。(摂食指導巡回相談)
* 本校の摂食指導に関する具体的な取組については,HP内「本校の研修
公開研究会資料等」を御覧ください。
(3) 「プール学習」の様子
(6~7月「自立活動の時間における指導」として実施します)
「水(温水)」の特性を生かし,陸上では味わいにくい運動・姿勢を体験
します。本校の屋内プールは,水深が三段階設定されており,常時水温を30~
33℃に設定できるため,児童生徒にとって学習しやすい環境づくりが可能
です。
* 本校Ⅱ課程の児童生徒にとっても,自立活動の内容「健康の保持」「心
理的な安定」の観点から,自立活動の指導と関連を密にした,指導内容の
工夫が行われています。
【プール学習の教育的効果】
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