食品工学科

公開日 2017年11月21日

 

かつお捌き隊の活動 

 平成28年度、食品工学科生徒の有志による”かつお捌き隊”が結成されました。これは、昔からカツオを切る技術で伝統として伝わる「薩摩切り」と、わら焼きによる「カツオのタタキ」の技術を習得し、イベント等で地元枕崎市の特産品であるカツオのおいしさをより多くの方々に知ってもらうための取り組みです。昨年度枕崎市のかつお祭りでデビューし、その後は小学生や中学生を対象としたどこでも授業や枕崎の朝市、鹿児島市内のイベントなどでも披露してきました。かつお捌き隊のユニフォームも同窓会のご厚意により作っていただき、より趣のあるパフォーマンスができるようになってきています。

▼初代 かつお捌き隊            ▼二代目 かつお捌き隊

初代かつお捌き隊 かつお捌き隊 

 そして、今年度は三代目となるかつお捌き隊を女子生徒のみで結成することとなり、カツオだけでなく枕崎市の特産品全般をPRする活動を行うため、”枕崎PR隊 さつま乙女”と命名しました。結成にあたり、ユニフォームも枕崎市かつお鮮魚販路対策協会のご協力により、新たに揃えることができました。

▼三代目 かつお捌き隊(枕崎PR隊 さつま乙女)

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枕崎PR隊さつま乙女の取組み

▼博多阪急百貨店 「第6回博多阪急うまちか甲子園」 に初出場!

 8月19日~20日に夏休み特別企画として「第6回博多阪急うまちか甲子園」が開催されました。九州地区の高校が集まって行われるこのイベントには、鹿児島県からは本校の他に鶴翔高校、加世田常潤高校が参加しました。例年、九州の魅力をお客様に様々な形で再発見していただくために、各学校の実習製品や開発商品を自分たちで販売することを目的として行われています。今回、初出場となるわたしたちは、今までにない方法で地元枕崎市の良さをPRしたいと考え、カツオの解体ショーをさせていただくことにしました。主催者側も初めての取り組みということで、夏期休業期間中も念入りに打ち合わせを行い、準備をしました。当日は夏休み期間の土日ということで福岡県内外から多くの方が来店され、とても緊張しましたが、火の神乙女太鼓のBGMに合せてカツオの解体を披露したり、クイズを交えながらカツオの特徴や料理について説明をしたりして、失敗することなく最後はタタキにしてお客様に振る舞うことができました。

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コンカツプロジェクトでの取組み

▼稚内―枕崎 友好都市締結5周年記念事業でコンカツグルメを無料振るまい! 

 7月1日、枕崎市と稚内市の友好都市締結5周年記念事業として、稚内副港市場内の漁火亭でコンカツグルメの無料振る舞いイベントを行いました。昨年度から課題研究の中で開発に取り組んできたコンカツラーメンはこれまで地元のイベント等で振る舞いや販売をしてきましたが、納得のいくまで試行錯誤を繰り返し、今年5月にようやく完成したものです。当日は午前10時の開始前から多くの方々で賑わい、稚内高校商業クラブの生徒たちの協力を得ながら、約500食を振る舞うことができました。

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▼オレンジページ×Ajinomoto主催「第6回ジュニア料理選手権」にて念願のグランプリを受賞! NEW!

 昨年度、ジュニア料理選手権の団体部門で2,095作品の中から、3年生が応募した『かつおメンチのばくだんコロッケ』と『かつおtoコンブdeうまみUPハンバーグ』が、準グランプリを受賞しました。受賞作品は、枕崎市内の料飲店によりアレンジされ、”ばくだんコロッケ”と”かつおハンバーグ”を組み合わせた『ロコモコ丼』として、昼食限定で販売されています。

 そして、今年は応募総数4,053作品の中から、見事、グランプリを受賞することができました。栄えある日本一に輝いたのは、2年生5名のメンバーが考案した『カツオdeがね? 茶飯どんぶり ~3種のソース添え~』です。 これは、枕崎市の特産品であるカツオを郷土料理の”がね”のメイン食材として組み合わせて考えたものです。水産業や農業などの仕事に携わっている家族のために、感謝の気持ちを込めて作りました。魚料理離れの進む日本の食文化に少しでも変化を与えて、家業の手伝いになればという思いも乗せています。これからは、応援してくださった学校や地域の方々にしっかり恩返しできるよう、食で人や街をつなぐ活動を続けていきたいと思います。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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ここに、受賞作品のレシピを掲載します。ぜひ、ご家庭で作ってコンカツグルメのおいしさを味わってみてください!

がね茶飯どんぶりレシピ[PDF:185KB]   (第6回 ジュニア料理選手権 グランプリ受賞作品)

ばくだんコロッケレシピ[PDF:173KB]  (第5回 ジュニア料理選手権 準グランプリ受賞作品)

かつおハンバーグレシピ[PDF:176KB]   (第5回 ジュニア料理選手権 準グランプリ受賞作品)

  

▼県内高校生“地産地消”商品開発コンテストで 最優秀賞受賞!  NEW!

 11月17日(金)サンロイヤルホテルにて、県内高校生“地産地消”商品開発コンテストの二次審査が行われました。10校20作品の応募の中から一次審査を通過した6校8作品が集まり、試食とプレゼンテーションによる審査が行われました。3年生が応募したのは『さくらかをる燻しきっざこオイル漬け(キビナゴのオリーブオイル漬け)』で、枕崎産のキビナゴを使用し、かつお節の製造工程をヒントに考案したものです。二次審査では審査員から厳しい質問が出されることもあり、高校生にとってはとても緊張するコンテストですが、今回、原料や見た目の美しさにもこだわって作られたこの作品の完成度が高く評価され、見事、最優秀賞を受賞することができました。今後、企業の方が商品化に向けて検討してくださるそうです。

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食品工学科新聞 平成29年度

平成29年度 第7号[PDF:529KB]  11月20日 発行 NEW!

平成29年度 号外[PDF:377KB]   11月 8日 発行

平成29年度 第6号[PDF:559KB]   10月 6日 発行 

平成29年度 第5号[PDF:558KB]   9月 4日 発行 

平成29年度 第4号[PDF:511KB]   7月13日 発行 

平成29年度 第3号[PDF:488KB]   6月12日 発行 

平成29年度 第2号[PDF:571KB]   5月15日 発行 

平成29年度 第1号[PDF:390KB]   4月 7日 発行

食品工学科新聞 【バックナンバー】

平成28年度第1号[PDF:3MB]    5月16日 発行

平成28年度第2号[PDF:445KB]   6月 3日 発行

平成28年度第3号[PDF:761KB]  6月23日 発行

平成28年度第4号[PDF:479KB]  7月15日 発行

平成28年度第5号[PDF:700KB]  9月 5日 発行

平成28年度第6号[PDF:847KB] 10月18日 発行

平成28年度第7号[PDF:443KB] 11月11日 発行

平成28年度第8号[PDF:295KB] 12月  9日 発行

平成28年度第9号[PDF:504KB]  1月23日 発行

平成28年度第10号[PDF:486KB] 2月10日 発行

平成28年度第11号[PDF:439KB] 3月 1日 発行

平成28年度第12号[PDF:437KB] 3月10日 発行

食品工学科では今,そして未来に必要とされる「食」について学ぶことが出来ます。ここでの「食」は,水産生物を中心とした食品加工だけでなく,農畜産物を含む食品全般,並びにそれらの流通および食品管理などの知識を取得します。またパソコンによる情報処理等も学びます 。

マグロ解体 調理実習 パソコン実習

主な授業内容

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水産海洋基礎 1年生時に学習する科目で,水産・海洋の基礎的な知識とその仕組みや我々の生活に果たしている役割について,「水産業のありかた」について実習も取り入れながら勉強します。
海洋情報技術 各企業のパソコンによる情報処理は不可欠な物になっており,就職するために操作技能が要求されます。こうした時代に対応すべく,在学中に情報処理検定3級の資格を目指 し,パソコンの機能と構成,及びその実習を通して情報を処理する基礎的技能を学習し ます。
食品製造 水産物を中心とした原料,及び食品の保蔵・加工の原理に関する基礎的な事項と水産 加工品の製造に関する知識や技術について総合実習との関連のもとに学習します。また製造で使用する機械についても学習します。
食品管理 水産食品の品質や安全に関する管理を行うための知識や技術について学習します。また,食品に含まれる栄養素や特徴,食中毒が発生する条件や予防法,栄養・微生物についても学習します。
水産流通 生産された食品がどのような経路で,消費者の手元に届くのか学ぶ科目です。コールドチェーン・市場・スーパーマーケット・金融と金融機関・マーケティング 等について具体的に学習します。特に,水産物の流通についても他の科目と関連づけて学習します。販売士の資格取得も可能です!!

 食品工学科では,主として缶詰類(マグロ油漬け缶詰,カツオ味噌缶詰,チリメン味噌缶詰,イワシ味噌缶詰),瓶詰類(イチゴジャム,塩辛),練り製品(さつまあげ,魚肉コロッケ),各種魚肉塩干品,燻製品(ロースハム,ベーコン)などの農水産物の加工を中心とする実習が行われ,また実習を通じてボイラーや冷凍装置などの各種機械器具の取り扱いについても学習します。水産高校だからといって水産物だけの実習では無いんですよ!ケーキやピザなども作 ってるんですよ~。

 もう一つ紹介したいのが課題研究です。食品工学科では課題研究に力を入れており,3年生時に週4時間,2年生時に週2時間の授業があります。時間をかけ,今まで以上に内容の濃い実験や研究を行っています。過去にはこの課題研究から新たな実習製品が開発されたこともあります。継続して研究する大切さやおもしろさがわかる学習内容です。

平成28年度課題研究 研究テーマ

  • 北と南の食材で地域につながる輪食作り~コンカツプロジェクトへの挑戦~
  • 鹿水高ラーメン
  • 自作味噌を使ったスイーツ作り
  • 新商品開発に挑戦~黒毛和牛の缶詰~

平成27年度

  • 魚料理コンクールに挑戦 レシピ
  • 出汁にこだわった天丼つくり
  • 新水高バーガー ~昨年度までの研究を継続して~
  • 地域の特産物を使用した水高弁当
  • 資格取得に向けて ~2級ボイラー技士全員合格を目指して~

平成26年度

  • 魚風味のうどん作り
  • 私たちの洋菓子作り
  • 大型実習船「薩摩青雲丸」が漁獲した魚を利用した新製品開発 ~水高弁当~
  • 魚介類を利用したパスタソース作り
  • 小型実習船「拓青」のカツオを利用した新製品開発 ~冷凍餃子~
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魚風味うどん
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水高弁当
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シーフードパスタ
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レアチーズケーキ
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かつお油漬け缶詰

夢に大きく前進!食品工学科で取得できる主な資格!

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HACCP基本技能検定 HACCPとは,ハサップまたはハセップと読み,食品危惧(異物混入等)を分析し,危害を防ぐための管理システムです。HACCPは現在多くの食品工場で導入されており,就職にも大いに役立ちます。
第3種冷凍機械責任者 工場などで物を冷やしたり,冷凍するときに必要な高圧ガスを作り出す機械を取り扱うために必要な資格です。種別によって取り扱える冷凍能力が変わってきます。市場や水産関係の工場で必要な資格です。
2級ボイラー技士 小型から中規模ボイラーを設置している工場やビルにおいて,ボイラーの取扱作業主任者になるための資格です。本校の総合実習もボイラーを使用して,実習を行っています。
ワープロ実務検定 現在,ほとんどの企業で「パソコンは使えて当たり前」となっており,高校時代に基本的な文書作成などの操作を習得することは常識となっています。食品工学科では3級ワープロ実務検定の資格取得を行っています。
危険物取扱者 この資格はガソリンスタンドや石油関連工場,化学工場などで危険物を取り扱う職場で必要な資格です。危険物の種類や取扱量で甲種・乙種・丙種の3種類に分類されます。
丙種・・・ガソリンスタンドなどで石油類を取り扱うことが出来ます。
乙種・・・危険物の種類により1類から6類に分類されます。
甲種・・・全ての危険物の取扱いの責任者になることが出来ます。しかし,実務経験が必要なため高校生は受験できません。

他にもフォークリフト技能講習,ガス溶接技能講習,販売士,簿記検定も取得できます!

快挙! 食品技能検定スペシャリスト証 全員取得!

 3年食品工学科の生徒たちが快挙達成です。食品工学科では様々な資格や免許が取得できますが,そのなかでも食の専門的な知識と技術を習得できたかどうかを証明するのが「HACCP基本技能検定」と「食品技能検定第1~3類」です。この4つの検定すべてに合格すると大日本水産会より「食品技能検定スペシャリスト証」を認定され,秀でていることの証として高く評価されます。これまでにもクラス全員がHACCP基本技能検定に合格することはありましたが,今回本校で初めて3年生全員がこの食品技能検定スペシャリスト証を取得しました。

スペシャリスト証

食品工学科では食品業界においてあらゆる食品の製造加工,保蔵流通に関する知識と技術を習得し,食品に関する専門技術者として食生活向上に貢献し,食品産業の発展の推進に役立つ人材を育成することを目的としています。

卒業生は全国各地の水産食品製造やその関連企業などに就職しています。最近は冷凍,ボイ ラーなどの資格と食品製造の技術によって県内企業からの求人も多くなっています。また,大学・短期大学・専門学校等の進学も増えてきています。

本科生の主な進路先(過去5年分)

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職種 会社名・学校名
進学 ・鹿児島県立短期大学 生活科学科 食物栄養専攻
・東京農業大学生物産業学部 アクアバイオ学科
・鹿児島キャリアデザイン専門学校 ITスペシャリスト科
・今村学園ライセンスアカデミー 栄養士科・調理師科
水産・船舶関係 ・枕崎漁業協同組合 ・山川町漁業協同組合
・枕崎水産加工業協同組合 ・枕崎冷凍食品
・吉武水産 ・山田水産 ・大京魚類 ・マリックスライン
食品加工関係 ・ユタカフーズ ・揚立屋 ・松野下蒲鉾 ・カネゼン ・丸十
・マルハチテクノロジー ・宮崎商会 ・JA組合食肉かごしま
・南薩食鳥 ・マルニフーズ ・薩摩酒造 ・サツマ化工
流通・小売業関係 ・九州イオン ・ヨークマート ・イトーヨーカ堂
・コモディイイダ ・南九州福山通運 ・ニシムタ
調理・サービス業 ・築地寿司清 ・養老乃瀧 ・宮古寿司 ・木曽路 ・やる気
・フーズネット ・こころの湯 ・いわさきホテルズオペレーション
・翠嵐楼 ・鹿児島国際観光株式会社
介護・医療関係 ・サンライフ ・サンビジョン ・社会福祉法人野の花会
・社会福祉法人ふじ美の里 ・社会福祉法人滴々会
・メイプルハンド ・迫田歯科
その他 ・フラワーパーク鹿児島 ・サンエービーディー ・山下鉄工
・カットツイン ・東洋ツール ・MR.ダイケンシステムズ ・海上自衛隊

全国各地で活躍している先輩達からのメッセージです☆

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平成28年3月 食品工学科卒業
沖園 恵太 桜山中出身
勤務先 イオン九州株式会社

3年間日頃の勉強や部活動はもちろん,資格取得にも積極的に挑戦しました。特に部活動は頑張り,そこで礼儀や挨拶,上下関係などを身につけることができたと思います。
社会人としてはまだ1年生ですが,私が勤めるイオンでは会社独自の資格試験や昇任試験があり,高校時代に培ったノウハウが生かされています。また,生徒主体の総合実習や課題研究で商品開発に取り組んだ経験がとても役に立っており,充実した日々を過ごしています。最後に水産高校は勉強や部活動をするのに最高の環境でした。みなさんも頑張ってください。

渕別府 美穂さん

平成25年3月 食品工学科卒業
渕別府 美穂 青戸中出身
進路先 鹿児島県立短期大学 生活科学科 食物栄養専攻

勤務先 社会福祉法人 あかりの家(兵庫県)

 私は中学生の頃から管理栄養士になりたいと思い,鹿児島水産高校食品工学科に入学しました。高校時代は食品について一生懸命勉強をし,県立短期大学に合格することが出来ました。合格できたのは親身になって指導してくださった先生方のおかげだと思います。短大では念願の栄養士の資格を取得し,現在は福祉施設で栄養士として働いています。学生時代に学んだことを生かし,調理の仕事もしています。今後も栄養管理・衛生管理など専門的知識を高め,最終目標である管理栄養士の資格を取得したいと思っています。後輩のみなさんも,がんばってください!

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