２学期のスタートに際し，皆さんに日々実践してほしい三つのことを確認します。　
１ 学力向上。進路実現。
２ 人間力向上。（自分から気持ちのいい挨拶・自ら仕事を見つけて，時間いっぱい清掃へ取り組む，文武両道を目指す，読書に励む）
３ 思いやりの心。人の心の痛みの分かる人になる。相手の立場に立ってものを考える。
 　異年齢集団，様々な考え方や価値観を持った集団の中で，人の考えを受け入れたり，認め合ったりしながら成長していってほしいと思います。
　
　新型コロナウイルス感染症対策について，今まさに「with コロナ」が日常です。私たちはリスクと隣り合わせなのです。「換気すること」，「マスクを着用すること」，「手洗いをこまめに行うこと」，そしてできるだけ「適度な距離を保つこと」を心がけてください。それから，自分を守るために，大切な人を守るために節度ある行動をとってください。

　本日は，「with コロナ」だけではなく，「after コロナ」の話をします。新型コロナウイルスの世界的大流行から、私たちはどのように世界を再構築すべきなのかを2006年のノーベル平和賞受賞者で経済学者のムハマド・ユヌス博士の言葉を聞いて考えてほしい。（博士の言葉についてはPDFをご覧ください。）

　博士の考えの根底の部分に，楠隼の校訓「大志・叡智・至誠」と相通ずるものがあると思います。自らが主体として，気づき，考え，行動する「自己の確立」『大志』，主体的に学ぶことによって，課題を克服し時代を切り開いていくリーダーとしての資質を形成する「好学の気風」『叡智』，みずからの狭いこだわりや偏見にとらわれず，他者の痛みを知り，他者の立場を尊重できる「利他の精神」『至誠』。日々実践し，身に付けていってください。

 

なお，式辞の全文はPDFで掲載します。

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20200824[PDF：171KB]