校歌 愛唱歌

公開日 2023年07月19日

大島高校には本校校歌のほかに,「旧制県立大島中学校」,「県立大島農学校」の校歌などを含めると,20種類もの校歌や愛唱歌があります。(安陵愛唱歌集)例えば,愛唱歌には旧制七高の「北辰斜めに」をモデルにしたものなどがあります。

ここでは大島高校の校歌と,それらの一部を紹介します。

鹿児島県立大島高等学校 校歌

schoolsong

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


立神を 繞(めぐ)りて清き
新潮(にいしお)の 香にたつあした
相和(あいわ)して われらうたわん
夢若き 自律の調べ
研学の 理想に燃えて
見よ挙(こぞ)る 大島高校


安勝山(あんがち)の 緑に映(は)えて
自主の窓 輝くところ
真理追う 個性豊かに
培(つちこ)うは 不屈の気魄(きはく)
友愛の 誠も篤く
見よ励む 大島高校


新川(しんがわ)の せせらぐほとり
春秋の 幸みつ学園(その)
誇りある その名かざして
天翔(あまか)ける 抱負の翼
みんなみの 光と勢(きお)い
見よ進む 大島高校

 

旧制 鹿児島県立大島中学校 校歌

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嗚呼安陵を愛すべし
これぞ吾等が住処(すみか)なる
光は常に南より
磨く至剛(しごう)の精神は
歌と古伝の大島に
燦然として輝けり


嗚呼勤労を愛すべし
苦節は吾等を立たせたり
行幸(みゆき)の感激身にしみて
自治安陵の※大旆(はた)のもと
剛健の風質実の
校是(こうぜ)のままに進みなん


嗚呼わが道を愛すべし
至誠(しせい)は島を興(おこ)すらむ
学問の宝庫※鎖鑰(さやく)の地
名瀬の港に入る船の
出でては国を輝かす
燦(さん)たり歌へ我が母校

 

※ “大旆”(はた)‥‥大将のたてる旗じるし。

※ “鎖鑰”(さやく)‥‥鎖(じょうまえ)と鑰(かぎ)。門や戸のしまり。重要な場所。出入りの要所。

※ テキストは,「安陵愛唱歌集」を参考にしました。(上の石碑と異なる部分があります。)

 

大中数え歌

愛唱歌の1つ「大中数え歌」を紹介します。現在では,歌詞の「大中」の部分を「大高」と言い換えて歌われることが多いです。

一つとせ
人里離れた松原の中に
大中はあるわいな
大きな新川前にして

二つとせ
冬でも夏でも松の色
変わらぬ緑につつまれて
学ぶ生徒は一千余(よ)

三つとせ
皆様ご承知の大高生
年中一重の破れ服
暑さ寒さにゃかまやせぬ

四つとせ
夜の外出禁じられ
昼でも出るときゃ
制服で例の破れ服着て出ます

五つとせ
一番むずかし数学は
一週間にゃ七時間
落第するのもこれが為

六つとせ
むずかしい試験の問題に
頭なやますかいもなく
やがて終わりのかねが鳴る

七つとせ
なんのかんのと理屈いう
上級生のつらにくさ
そのくせ教師にゃしかられる

八つとせ
やんちゃするのも二年まで
三年なればニキビづら
大人ぶるのもにくらしや

九つとせ
ここに三年(みとせ)の年つもり
あとは卒業を待つばかり
にくらし教師もなつかしや

十とせ
とうとう卒業となりました
明日は去ります名瀬町を
さらば皆様健やかに

 

大中優勝歌

愛唱歌の1つ「大中優勝歌」を紹介します。「大中優勝歌」は1928年(昭和3年)の「南九州男子中学校庭球大会優勝」を果たした選手たちを迎える歌として,日露戦争の優勝歌にちなんで作られました。(あゆみ8号)

現在では,歌詞の「大中」の部分を「大高」と言い換えて歌われることが多いです。

嬉しや楽しあな楽し
安陵(あんりょう)勝てり 我勝てり
いざや歌わん勝ち戦
安陵(あんりょう)万歳万々歳
大中(だいちゅう)万歳万々歳