環境コースとは

公開日 2016年09月28日

 全国的にも珍しい「環境コース」が屋久島高校に設置されています。
 屋久島高校の環境コースは平成13年に普通科に創設され,「世界自然遺産屋久島」の自然・文化を基盤に置いた屋久島高校独自のカリキュラムが設定されており,研究調査や発表に関わる技能習得も目標としています。また,他の高校(環境コースや環境科を設置している)と大きく異なる点は自然科学系だけではなく,社会系の専門科目を履修しているところです。

 AO入試や推薦入試等を活用し,自ら学び地域に積極的にかかわる姿勢や研究実績を生かした進路実現を目標としています。

 

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取り組みについて

 2年次のコース選択で環境コースを選択した生徒は3年次まで継続して環境コースに所属することになります。
 2年次の前半は,屋久島の地学分野・生物分野・歴史と行政(社会学分野)・くらしと文化(家庭分野)について広く浅く学びます。また,屋久島の学術的な魅力に気付かせ,生徒の興味・関心を喚起させることを目的として関係機関に協力していただき,野外活動・実習,外部講師にも来ていただき特別講義等も行っています。
 2年次の後半は,2年前半の授業や野外活動等を通して屋久島について研究したい内容を自ら探し,1人ひとり異なる課題研究を3年生の卒業まで行います。その過程においては,「課題研究計画発表会(2年次の12月)」「課題研究中間発表会(3年次の5月)」「課題研究発表会(3年次の11月)」と3回の発表会が行われ,多くの意見・アドバイスを取り入れながら課題研究を仕上げていきます。

取り組みについてpic
 

 

<卒業までの時間系列>
卒業までの時間系列

※補足
 環境コースを選択した場合,数学Ⅲは受講することができません。また,平成25年4月現在,普通科理系と比べると理科の選択授業(生物・地学の選択,化学は必修授業で,物理は選択することができません)時数が3年次に1単位少ないです。