令和7年度 校長挨拶

公開日 2025年04月07日

 新校舎

 

校長あいさつ

 国分高等学校は,島津義久公の居城であった舞鶴城跡に大正2年に開校し,今年で創立112年目を迎える普通科と理数科が設置されている高校です。これまでに2万5千人を超える人材を社会に送り出し,それぞれの方が地元・霧島市をはじめ,国の内外において活躍されています。

 今年度はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されてから,2期の3年目を迎え,「霧島から世界へ イノベーティブな科学系人材の育成を目指した国分プログラムの開発と展開」を研究開発課題として,全校体制で課題研究に力を入れて取り組んでおります。

 また,「自律 気魄 端正」の校訓のもと,『生徒の学びたいと思う気持ち』と『SSHの学び』を融合させることで,自分の得意な分野や良いところを生かして主体的で深い学びを行える生徒を育てるため,国分高校にしかできない,オリジナルの教育活動の充実を図っています。

 その成果は,昨年度も国内外の課題研究発表会等において,数多くの賞を受賞するなど,高く評価されました。さらには,地域の中学校や県内外の高等学校との連携も強化し,課題研究成果の発信,普及にも努めています。

 そして,部活動に力を入れているのも国分高校の特徴の一つです。昨年度も多くの部活動が県大会で上位進出する中,体育系では,ハンドボール部が全国高校総体ベスト8,カヌー同好会(個人)はアジア大会2位,全国高校総体5位という素晴らしい成績を収めています。また,文化系でも,写真部が全国高校総文祭に参加し,百人一首部は九州高校総文祭に出場するなど,文武両道を高いレベルで実現できる学校でもあります。

 「新しい校舎」(令和5年完成),「新しい制服」(令和6年度入学生から)で「最先端の学び」を体験できる国分高校なら充実した高校生活を送ることができるはずです。“生徒の可能性を伸ばす環境が整っている”,それが国分高校です。

 今年度のスローガンは,“SOWの国分”です。種をまくという意味のSOWと同じ読みであるある,自走,創造,総合を意識して,すべての教育活動を展開し,主体的に考え行動し,未来を切り開いていく,心身ともにたくましい『自走できる生徒』の育成に教職員一丸となって取り組んで参ります。

 今後とも,本校へのご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

                              令和7年4月
                              校長 石谷 洋一

 

桜 写真