公開日 2026年04月17日
自立活動
自立活動は、特別支援学校において「個々の児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、心身の調和的発達の基盤を培う」ことを目標に設けられた領域である 。児童生徒個々の実態に応じた「個別の指導計画」を作成し、教育課程の重要な柱として位置づけ、「自立活動の時間における指導」として、単一障害学級(小・中・高)では、週1~2時間、重複障害学級では、実態に合わせて時間数を設定し、担任や担当が可能な限り個別指導を実施している。また、「自立活動の指導」として全職員が教育活動全体を通して指導している。さらに、必要に応じて、専門の医師や外部の専門家に指導・助言を求めるなどして、適切な指導ができるように連携を図っている。
指導内容は、自立活動の6区分① 健康の保持 ② 心理的な安定 ③ 人間関係の形成 ④ 環境の把握 ⑤ 身体の動き ⑥ コミュニケーションの27項目から必要な項目を選択し、相互に関連付けて設定している。具体的には、身辺処理、自己の障害理解と視覚管理、環境の把握と情緒の安定、コミュニケーション、聴覚や触覚等の活用、歩行練習、空間・図形概念、姿勢と身体の動き、視覚補助具等の活用、点字・普通文字、ICTの活用などがある。
交流及び共同学習
○ ねらい
・ 他の小・中・高等学校の児童生徒及び地域社会の人々との交流及び共同学習を通して経験を広げ、社
会性を養い、豊かな人間性を育てる。
・ 交流及び共同学習を通して、互いを正しく理解し合い、よりよい人間関係を育てる。
・ 交流及び共同学習を通して、障害に対する正しい認識や理解を深める。
○ 交流及び共同学習の場
学校の教育活動全体を通して、小学校・中学校・高等学校・県内外の特別支援学校の児童生徒及び地域
社会の人々と活動を共にする機会を積極的に設ける。
・ 学校間交流(学習交流(直接・リモート)・行事交流・学年別交流・居住地校交流)
・ 地域交流(保健理療科生や理療科生による校外実習・作品交流)
・ 国際交流(ALTとの交流学習)
○ 交流及び共同学習の実際
・ 小学部:鹿児島市教育委員会指定小学校との交流(年1回)
居住地校交流
県内外の特別支援学校
・ 中学部:鹿児島市立錫山中学校との交流(3年に1回)
鹿児島市立谷山中学校との交流(2年に1回)
居住地校交流
県外の特別支援学校
・ 高等部普通科:鹿児島南高等学校との交流(年2回)
・ 高等部保健理療科・専攻科:産業マッサージ(年2回)
あったか交流フェスタ(年1回)等での校外実習
教育支援
○ 校内での相談・支援
・ 乳幼児教育相談
未就学児を対象に教育相談日を設定し、乳幼児への支援や保護者への教育相談を実施している。専門相
談員を中心に、個別相談及び集団保育、子育て講座等を計画的に実施し、必要に応じて在籍園への巡回相
談も実施している。
・ 校外教育相談
小学校・中学校・高等学校等に在籍している児童生徒や、18歳以上の方を対象に、学校や家庭生活で
の課題や進路等に関する相談を実施している。また、必要に応じて、定期来校相談や在籍校への巡回相談
も実施している。
・ 就学・入学に関する相談
小・中学部への入学に関して、小・中学校の校長及び現住所の市町村教育委員会に相談しながら就学等
の相談・支援を実施している。
・ 学校見学会
学校見学会の日を設定し、盲学校についての理解・啓発を図るとともに、授業体験を行ったり、参加者
からの相談を受けたりする機会としている。同日に業者を招へいし「福祉機器展示会」も同時開催し、本
校児童生徒や御家族、教職員にも最新の視覚支援具を紹介したり、実際に活用したりしながら、情報を得
る貴重な機会としている。
・ 幼稚部・高等部入学者選考について
幼稚部は1月初旬に、高等部は2月下旬から3月上旬に入学者選考を実施している。出願前に入学希望
者の申し出により教育相談を実施している。
○ 校外での相談・支援
校外教育相談の係や「特別支援教育コーディネーター」を中心に、教育委員会や関係機関、幼稚園・保
育所、各学校等との連携を図り、障害のある幼児児童生徒への支援を行う。関係機関との連携を深めると
ともに、各種研究会の案内や情報提供を行う。また、指導に当たる職員への支援も行う。
○ 啓発・渉外
・ 教職員等を対象に、盲学校及び視覚障害児(者)に対する理解と正しい認識のために、「公開講座」や広
報活動等を実施している。
・ 視覚障害教育のセンター的役割を果たす特別支援学校として、あらゆる機会を通して、視覚障害に関
する支援等の情報提供をしている。

