よりよく働くことを目的とした作業活動を中心とする体験的・実践的な活動を通して，将来の明るく豊かな家庭生活や社会生活を意識付けることや仕事をする上で必要とされる知識や技能，態度等の基礎を身に付けることを目標に取り組んでいます。中学部では，４つの作業班があります。多くの作業経験を通して働くことへの意欲，態度コミュニケーション能力の向上に努めています。


以下は作業班の紹介と製品の一部です。

 

 

＜木工班＞ 　木工班では，木の性質を生かした製品作りを行っています。今年度は，紙やすりでの研磨作業の他に，のこぎりや電動ドリル，ステンシルの塗料などを使って，加工や切断，塗装の作業にも取り組んでいます。特に加工機械の操作は，生徒の製作への興味・関心と作業意欲を高める良い機会になっています。

動物のマグネット

コースター

 

＜総合班＞ 　総合班では，季節の野菜作りを中心とした園芸を行い，農閑期や悪天候の場合は窯業を実施しています。 　園芸では，施肥や畝作り，苗植えや種植え，除草や収穫といった具体的な作業を通して，基本的な知識や技能，働くために必要な体力，集中力，忍耐力を身に付けます。窯業では，器や置物等の製作を通して，集中力や忍耐力，責任感，協調性などの社会生活において必要な力を身に付けていきます。

皿

野菜

 

＜紙工班＞ 　紙工班では，牛乳パックからパルプ作りと紙すきを行い，カレンダーやハガキ等を製作しています。主な作業工程は，牛乳パックの「切り分け」，「ラミネートはがし」，「刻み」，「紙すき」，「アイロンでの乾かし」です。安全に気を付けながら一生懸命に取り組んでいます。

はがき

カレンダー

 

＜家庭班＞  　家庭班では，生活に深くかかわりのあるものづくりを行っています。ミシンを使った雑巾作り，クラフトバンドを使ったかご作り，ビーズやゴム，プラ版を使ったアクセサリーや小物作りを通し，ものづくりの楽しさや作業の基礎的知識を身に付けています。

かご

ストラップ