公開日 2024年04月08日
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教育課程編成の基本的な考え方
教育課程編成の基本的な考え方
○ 児童の実態や教育的ニーズに対応した指導を行う。
・ 「実態」の捉え方・・・児童の発達段階や興味・関心,意欲等
・ 「教育的ニーズ」の捉え方・・・自立へ向けた指導内容・方法等,本人,保護者の希望,関係機関との連携等
教育課程の類型
Ⅰ型:小学校の当該各学年に準じた各教科等の指導を行う。
Ⅱ型:下学年代替による各教科等の指導を行う。
Ⅲ型:知的障害者である児童に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の目標及び内容の一部又は全部の代替による指導を行う。
Ⅳ型:自立活動を主とした指導を行う。
具体的な運用
○Ⅰ・Ⅱ型
- 各教科,道徳,外国語活動,特別活動及び自立活動,総合的な学習の時間の年間総時数は,年間指導計画に基づき1年は週25時間(4月は23時間),2年は週26時間,3年は週28時間,4年は週29時間,5年は週29時間,6年は週29時間とする。
- 特別活動(学活)の授業時数は年間35時間とする(1年は34時間)。クラブ活動は4年以上を対象とし年間3時間とする。児童会活動は,3年・4年・5年・6年ともに8時間とする。
- 自立活動の年間時数は,児童の実態に応じて設定し,週2時間の年間70時間(1年は68時間)を基本とする。
* 各学年における自立活動に充てる教科と時数を以下に示す。
調整する教科・時数 | 計 | |
---|---|---|
1年 | 国語;-12時間,体育;-34時間,生活;-22時間 | 68時間 |
2年 | 生活;-22時間,体育;-35時間,図工;-13時間 | 70時間 |
3年 | 図工;-16時間,体育;-35時間,総合;-22時間 理科;+2時間,音楽;+1時間 |
70時間 |
4年 | 国語;-13時間,図工;-3時間,体育;-35時間 総合;-22時間,社会;-7時間,算数;+9時間 音楽;+1時間 |
70時間 |
5年 | 社会;-8時間,音楽;-2時間,図工;-6時間 体育;-20時間,家庭;-12時間,総合;-22時間 |
70時間 |
6年 | 算数;-13時間,音楽;-2時間,体育;-20時間 図工;-6時間,家庭;-7時間,総合;-22時間 |
70時間 |
○Ⅲ・Ⅳ型
- Ⅲ型の場合,各教科の指導及び各教科等を合わせた指導,領域別の指導の年間総時数は,1年は週25時間(4月は23時間),2年は週26時間,3年は週27時間,4年は週28時間,5年は週28時間,6年は週29時間(3学期は28時間)とする。
- Ⅳ型の場合は,自立活動を中心に,各教科の指導及び各教科等を合わせた指導,領域別の指導の年間総時数は,1年は週25時間(4月は23時間),2年は週26時間,3年は週28時間,4年は週29時間,5年は週29時間,6年は週29時間とする。
- 特別活動のうち学級活動は年間35時間とする(1年は34時間)。クラブ活動は4年以上を対象とし年間3時間とする。児童会活動は,内容により1年は8時間,3年~5年は10時間,6年は9時間とする。
- 自立活動の時間は,児童の実態に応じた課題を設定し,原則下記のようにする。
型 | Ⅲ | Ⅳ |
---|---|---|
週時数 | 5 | 9~13 |
指導上の配慮
- 個別の教育支援計画に基づき,個別の指導計画や自立活動の個別の指導計画を作成し,学校(寄宿舎),保護者,関係機関との連携の下に指導に当たる。
- 年間指導計画は,個別の指導計画と関連付けながら作成する。また,指導は,具体的な指導内容や方法等を明記した単元ごとの計画に沿って,指導形態等も工夫する。
- 児童一人一人の実態が異なるため,視覚障害の特性等を踏まえ,発達の段階や障害の程度に応じた,より効果的な指導ができるように配慮・工夫した指導計画を作成する。また,指導の変更・修正等は朱書して次年度へ引き継ぎ,継続した指導ができるようにしていく。さらに,指導記録はファイリングし,次年度へ引き継ぐ。
- 指導に当たっては,児童一人一人の課題を把握して,「少人数化」「障害の重度・重複化」「個に応じた指導」等を考慮しながら学習内容の厳選や適切な学習集団の構成などを行い,合同授業の設定やT・T指導などにより効果的な指導を行うようにする。