教育課程 【高等部 普通科】

公開日 2018年04月01日

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教育課程編成の基本的な考え方

教育課程の類型

Ⅰ型:
 高等学校に「準ずる教育」を行い,当該学年の各教科・科目,自立活動,総合的な学習の時間,特別活動のそれぞれの必要単位数を履修することとする。
Ⅱ型:
 義務教育段階の学習の習得を目標に,Ⅰ型と同じか少ない科目で下学年の指導内容を取り入れながら編成し,各教科・科目,自立活動,総合的な学習の時間,特別活動のそれぞれの必要単位数を履修することとする。
Ⅲ型:
 日常生活の指導・生活単元学習・作業学習の教科等を合わせた指導,国語・数学等の教科別の指導,自立活動・特別活動の領域別の指導,総合的な学習の時間を生徒の実態に合わせて編成された教育課程とする。
Ⅳ型:
 自立活動を主とし,日常生活の指導,生活単元学習の教科等を合わせた指導,音楽,保健体育の教科別の指導,特別活動の領域別の指導,総合的な学習の時間で編成された教育課程とする。

具体的な運用

 各教科・科目,自立活動,総合的な学習の時間,特別活動等の授業は1単位時間を50分とし,年間35週行うことを標準とする。週当たりの授業時数は30単位時間とし,総授業時数は各学年とも1050単位時間を標準とする。
 単位については,35単位時間の授業を1単位として計算し,卒業までに修得させる単位数は74単位以上とする。各教科・科目,自立活動,総合的な学習の時間,特別活動等の単位数については,別に定めるとおりとする。

  1. 各教科・科目等の指導
     学習内容の精選を行い,基礎・基本の確実な定着を図る。また,生徒の実態や学習内容等に配慮しながらTTによる指導や個別の指導を取り入れ,指導・支援の充実を図る。
  2. 総合的な学習の時間
     週1単位時間設定する。学習内容に応じて,不定期・まとめ取りの形で実施する。この場合,他教科・科目等との授業の振替を行う。
     指導に当たっては,問題解決能力を育て,学び方やものの考え方を身に付けさせることなどをねらいとする。また,体験的な学習活動等も取り入れ,生徒が主体的に取り組むことができるように,創意工夫を生かした学習活動を展開していく。
     なお,高等部における総合的な学習の時間の名称を「きらめき」とし,進路をテーマに,進路に関する調べ学習や就業体験等を取り入れ,生徒の勤労観や職業観の育成に努める。
  3. 自立活動
     各型に応じて,次のように時間を設定する。
     Ⅰ型・・・1時間 Ⅱ型・・・2時間 Ⅲ型・・・2~5時間 Ⅳ型・・・14時間
     指導に当たっては,個別の指導計画を作成し,生徒の障害の多様化に対応した,個々の実態に応じた適切かつ効果的な指導を展開できるようにする。
  4. 特別活動
     ホームルーム活動,生徒会活動,学校行事で構成し,これらの活動を通して,好ましい人間関係の形成や健全な生活態度の育成などに資する活動となるように配慮し,生徒の主体的な活動を促すようにする。

指導上の配慮事項

  1.  個別の教育支援計画に基づき,個別の指導計画を作成し,学校(寄宿舎),保護者,関係機関との連携の下で指導に当たる。
  2.  生徒一人一人の実態が異なるため,視覚障害の特性等を踏まえ,発達の段階や障害の重複化に応じたより効果的な指導ができるように,配慮・工夫した指導計画を作成する。また,指導の変更・修正等は朱書きして次年度へ引継ぎ,継続した指導ができるようにする。
  3.  指導に当たっては,「少人数化」「障害の重複化」「個に応じた指導」等を考慮し,教材の精選や適切な学習集団の構成などを行い,生徒一人一人の課題を把握して,より効果的な指導を行うようにする。
  4.  年間指導計画と個別の指導計画の関連に留意しながら,指導内容や方法等を工夫して指導する。

その他

  1. 道徳
     将来豊かな人生を送るため,道徳的規範(人間としての生き方,在り方の基盤となるもの)及び健全な社会生活を営む上に必要な道徳性を高めることに努める。人間としての生き方についての自覚を深め,よりよく生きるための道徳的実践力を育成する。学校生活の全般を通して指導を行う。
  2.  学習指導要領改訂に向けて,情報収集や研修に努め,教育課程の編成に計画的に取り組む。

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